誠一郎はiPodでお気に入りのPerfumeを聞き
iPhoneの画面に写るプロジェクトチームの写真を弾いていた。
列車は日本橋に着き、乗り換えのためか隣に座っていたOLが席を立った。
列車のドアが開き、
入れ替わりにまた別のOLが誠一郎の隣に座った。関係ない。他人には関わらないのが都会の掟だ。
田舎出身の誠一郎は常々そう考えていた。
しかしそのOLのスカートから伸びる膝には目がいった。
見るくらいは自由だろ
誠一郎はiPhoneのスクリーンを眺める振りをして、
横目でOLの灰色のスカートから、膝、そして座席の下に消えていくふくらはぎを眺めた。
これはなかなか。でも顔まで見るとやりすぎだな。
半年後には愛子と結婚するのだ。仕事は順調だし、つまらないごたごたはごめんだ。
家に帰ればXVIDEOSがある。TENGA EGGだってある。
それで充分だ。
誠一郎はもてないわけではない。
東京で過ごした3年の間に同期の女性と飲みに行ったり、
事務の娘と怪しいと噂をされたこともある。
しかし、誠一郎は気真面目な性格だった。
そのためこの3年間で肌を重ねた女性は、広島に帰ったときに会った婚約者の愛子と
あとは、上司に連れて行かれた川崎のソープ嬢だけであった。
プロはそっけない
それが誠一郎の感想だった。
それ以来、誠一郎は玄人の女性にも興味を持てず、もっぱらインターネットのビデオに熱中した。
仕事で疲れて家に帰っても、画面の中の彼女らはいつも笑顔で迎えてくれる。
どんな無理なプレイだってやり放題。
今日はこの子、明日はあの子と選び放題。
直接的な刺激はTENGA EGGが補ってくれる。
叶わないのは匂いと触感、安堵感だろうか。。。
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