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2015/04/11

美人ナースの生い立ち



もー祐樹君たらー。きゃー。

金曜の夜、寺島順子は部屋で一人、顔をほころばせていた。
思い出すまいとしても、どうしても今日の祐樹とのセックスを思い出し、顔がにまにましてしまう。
順子は大きめのクッションを股に挟み、ソファに倒れこんだ。
目を瞑ってクッションをぐっと抱きしめ、股にも力を入れた。

あー、どうしよう。もう。こんなじゃものたりなーい。ゆうききゅーん。

などと、とても声には出せない言葉が頭に浮かび、順子はクッションに頬を擦り付け顔を左右に振った。
何をしててもニマニマしてしまう。それは恋する乙女の姿だった。



順子は都内の某大手病院に勤めているナースだ。
順子が初めて就職してから現在の病院は2つ目。現在の病院に移ってからは外来、そして外科に回され、今は耳鼻科に勤務している。
順子が勤める病院の耳鼻科医は都内でも有名で、特に顕微鏡を使った繊細な手術で評判を得ていた。
院内でもまあまあ花形の部署であり、順子は仕事に関しては満足していた。

外科や内科の夜勤ともなると、それこそ緊急を有する事態が多く起きるが、耳鼻科であれば命に関わることはまずない。これは気楽だった。
また内科には退院するあてのないお年よりの患者も多く、昨日まで仲の良かった方が今日には亡くなることもあるなんて話を同僚から聞くと、きっと自分は耐えられないだろうと思っていた。
心優しい順子には、目の前で人が亡くなるのを見るのは耐えられないのだ。
そもそも順子がナースになろうと決めたのも、心優しい保健師さんに憧れてのことだった。



子どもの頃、順子は葛飾区の下町に住んでいた。
今も存命だが父親は腕のいい大工で、近所の人からも慕われる気風の良い男だった。
順子はそんな父親が大好きで、夕方早くに、父が仕事を終えて帰ってくると「お帰りー」と足にまとわり付いた。
父親は「お!ひとっ風呂浴びてからなー!」と順子の頭を撫でるのだが、順子はそんな父親の足にぎゅーっと抱きついて、ほこりと汗と煙草が混ざったような匂いを嗅ぐのが大好きだった。
順子の母親は、これまた気風の良い、いつもニコニコしいてる優しい女性だった。
母は父が帰ってくる時間に合わせて夕食を作り、煮物と白米の炊ける香ばしい香りが家に充満していた。
小さい頃の記憶を手繰る時にいつも順子が思い出すのは、父のあぐらの中に座って、父のビールのあての枝豆をつまむ自分の姿だ。
夏の夕暮れ時の、少しほこりっぽい風が頬をなで、ビールグラスを片手に、テレビに映る野球選手を嬉しそうに解説する父の姿が昨日のように思い出される。

そんな環境の中で少女、順子はすくすくと育った。
明るく美人で活発な順子には友達も多く、学校は楽しいところだった。
また両親が誉めてくれるのが嬉しくて、勉強も自主的に頑張った。
特段、塾などに通ったわけではないが、やれば分かるという賢い子だった。
父は「こいつは鳶鷹だ!」と近所の人に吹聴し、順子もまんざらではなかった。

中学の中ごろまで、この良い感じは続いた。しかし…


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2015/04/10

中学時代のわきがといじめ



小学校時代、順子は大きく背が伸びた。
そして無事に初潮を迎え、中学ではだんだんと丸みを帯びた女性らしい体つきとなっていった。
出るところは出、引っ込むところは引っ込むスーパーボディ、しかも美人である。
しかし、女性として目立ちすぎるとやっかむ同級生も出てくるわけである。

なにより当時、学校内でモテ男NO1と言われた野球部の先輩の告白を断ったのがまずかった。
小学校の延長のような順子としては、当時まったく恋愛に興味はなく、むしろ皆に囃されるのが嫌で先輩とのお付き合いをお断りしただけなのだが、それが女子学生たちの嫉妬に火をつけた。
挙句、あらぬ噂を立てられ、順子は学校の大半の女性からひそひそ話を喰らう立場に置かれることとなった。
順子自身が何をしたわけでもないのだが、順子のその状態が可愛そうだと男子学生がかばったことで、余計に女子に火をつけたのだろう。

だが、クラブの陸上に精を出ししてた順子には、仲の良い友達が残っていた。
「あんな訳のわからない噂、気にしなくていいよ」と友達は言ってくれたので、順子はなんとか気持ちを保ち、2年の間は学校に通っていた。


それが、3年の1学期の中間テストの時、今回は勉強が足りなかったかもしれないと焦った順子は緊張をしてしまった。
その当時、女性の体として充分に完成していた順子は、おそらくアポクリン腺も発達してきていたのだろう、その緊張から妙な汗をかいてしまった。
テストの最中に、順子のワキガの香りが教室内に流れ出た。
勿論、それ以前も陸上の大会の時に緊張から汗をかき、匂いを撒き散らしていたかもしれない。
だが、いわゆる普通の運動時の汗にまぎれて気にもならなかったのだ。
その異質な香りが今、教室内に漂い始めているのである。

最初は、誰の何の匂いか分からなかったので、皆、顔をしかめつつ試験を受けていた。
それがその日のテスト終了後に、一人の女子が「匂い検査始めるよー」と男女問わずに、くんくんと匂いを嗅いで回り始めた。
大人と子供が入り混じった中学時代の所業である。一人終わり、二人終わり、とうとう最後に順子のところまでやってきた。

ねえ、寺島。あんたじゃないよね。

と意地悪な女子学生は順子を嗅いだ。

うげっ!こいつだ。

意地悪な女が鼻をつまみながら順子を突き飛ばした。

あんたさー、女なんだから体くらい洗っておいでよ。
くさすぎなんだよー。
テストできないだろー。
ばーか。

ここぞとばかりに調子に乗った意地悪女のとりまき連中が順子に罵詈雑言を浴びせた。
順子はホームルームの終わりを待たずに学校を飛び出すしかなかった。

翌日も試験があったので順子は学校に行かざるを得なかった。
しかし、あの美人の順子が臭いという話はあっという間に学校中に広まっていた。
多少、同情的に見ていた男子も、臭い、という言葉には敏感な思春期である。途端に順子を避けるようになった。
順子にとってもっともっときつかったのは、これまで友達として順子をカバーしてくれていた、陸上部の同級生が順子を避けるようになったことである。
近々引退なのでクラブはどうでも良かったが、学校に友達が一人も居ないというのは順子にとって苦痛でしかなかった。
順子は最後の望みをかけて、仲の良かったクラブの子に話しかけた。

ねえ、ねえ、圭子。あのー、、、
あ、順ちゃんごめん。匂い移ると困るし。あ、中村さーん。

会話を断たれ、とうとう最後の望みも失くした順子は、本当に学校に一人の友達も居なくなってしまったことを感じたのである。

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2015/04/09

優しい保健師えっちゃん



学校に行きたくない。

順子は初めてそう思った。これまでに一度も感じたことのない感情である。
小学校時代は学校に行くことが面白く、むしろ毎日早起きをしていたくらいだった。
友達もたくさんいて、毎日、馬鹿な話をした。
遅くまで校庭でかけっこもした。走ることが大好きだった。
みんなが嫌がる小テストだって嫌いじゃなかった。人よりも少し良い点を取れるのが自慢だった。
先生とお話しするのも大好きだった。自分の知らないことを色々と教えてもらった。
何より、毎日元気に学校に行くことで、父親や母親が自分を褒めてくれるのが嬉しかった。

「健康で、利発で、自慢の娘」父や母の笑顔が頭に浮かび、順子は布団の中で一人泣いた。
母親が起きてこない順子を心配して布団まで来てくれたが、

ごめん、今日は体調が悪いから、学校休む。

そう言ってその日は休むことにした。
しかし、いつまでも休み続けてはいられない。
順子が3日も休めば、きっと両親共に心配し、その理由を問い詰めてくるであろう。
そして自分の体臭が元で、学校で一人ぼっちになってしまっていることを話さなくてはならなくなる。
それも苦痛だが、順子は両親に心配をかけるのが嫌だった。
それで翌日は普通に起きて支度をし、学校へ向かった。
順子は学校に着くと教室へは向かわず、保健室に直行した。

お、、、おはようございます。
あら寺島さん。おはよう。怪我?

若い保健師の浅村悦子が椅子を回し、順子と目が会うと訊ねてきた。
順子は陸上部の練習で打身やすり傷を作ったときに何度か保健室を訪れていた。
快活で美人であり学内でも目立っていた順子は、浅村の覚えも良かったのである。

んー。えっちゃん。ここで勉強してもいい?
怪我とか熱とかじゃないのね。
うん。。。
なにかあったの?
んー。言わなきゃだめ?
だめじゃないけど。じゃあ、言いたくなったらでいいや。
今日はここで勉強していい?
隣に教室があるけど、
ここがいいの。えっちゃんの横。

保健室の隣には、メンタルに問題があり授業に出られない生徒のための小さく区切られた教室があり、不登校でないにせよクラスに馴染めない子達はそこで学習をしていた。
その時の順子は知らなかったが、学校にはカウンセラーが常駐しており、不登校や保健室登校の生徒のカウンセリングもしているのだった。

もう。しようがないなあ。今日だけだよ。
さすが、えっちゃん。
先生には私から伝えとこうね。
うん。

美少女の順子が満面に笑みを浮かべ、安堵の表情を表した。
兎にも角にも学校には来た。家には伝えないように浅村から担任にお願いをして今日のところはこれでしのげる。

その日、順子は浅村と尽きることのない話しをした。
学校には色々な生徒が居るということ。不登校の子や保健室登校の子のこと。
中学の頃は浅村自身がいじめられっ子だったという昔話。そしてどうして保健師になったのかという話。
本当に話は尽きることがなく、大人の恋愛事情から子どもの恋愛事情。クラブ活動の話。
高校生や大学生の生活はこうだよという話。大人になるともっと世界が広がるよという話も。
結局、その日、順子は勉強することもなく一日、浅村と話をして過ごした。

浅村は順子の話を真剣に聞き、順子の位置まで降りてきてくれてアドバイスをくれた。
若い浅村も、順子から見れば立派なお姉さん先生でキラキラと輝いていた。

えっちゃん、明日もここに来ていい?
うん。順ちゃんは学校に来ることが大事だからね。いいよ。

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2015/04/08

えっちゃんに相談したら何か吹っ切れたよ



順子は翌日も保健室登校をし、そして昼をだいぶ回った頃に浅村に全てを打ち明けた。

・・・ってわけで、友達が誰も居なくなっちゃったの。今、話できるのえっちゃんだけ。
そっかー。まだ中学だし色々あるよね。お母さんとかご家族には相談した?
そんなのできないよー。だって心配するし。
だよねー。でもさー中学の頃なんて全然世界狭いんだよー。
そうかもしれないけど私にとってはそれが全てだもん。家と学校、友達とか。
うん。分かる分かる。あそうだ。順ちゃん、ちょっと腕挙げてみて。
えー、私くさ、、
ま、いっからいっから。

スンスン。浅村が順子の腕を持ち強引に腋の匂いを嗅いだ。

ほらね。全然、匂ってないよー。
本当?
本当、本当。
えっちゃん、そうやって、、、わた、
違うって。アポクリン腺ってのがあってね。緊張するとスポーツなんかと違う汗をかくの。
アポクリン腺?
そう。順ちゃんの場合はそれが発達しただけ。別によくある話だから。
よくある?
うん。ホルモンのバランスが崩れたりとか、思春期にはよくあるのよ。
え、じゃあ、これって治るのかな?
んー。ホルモンバランスが安定すれば治ることもあるし、外科的にはレーザー治療でも治ると思ったけど。
本当?
うん。子ども、っていうと失礼だけど、成長期に一時的にそうなるケースってのは結構あるからね。
心配しなくていい?
うん。体の悩みは心配しなくていい。っていうか、むしろそのことで人間関係とかこじらせるのが問題なのよ。
そー。それ。でも私、どうしたら良いのかなあ。
大人の意見、言っても良い?
うん。
特別な人にならないことよね。
それどういうこと?
取り合えず今日で保健室登校が2日目じゃない。
うん
早目に教室に戻ったほうがいいと思うな。きついかもしれないけど。
それ。。。
だって、実際に匂うわけじゃないし、病気でもないし。
えっちゃんに迷惑だから?
迷惑じゃないよ。順ちゃんと話し楽しいし。でも、戻るべき。早目にね。
誰か話しかけてくれるかなあ。
最初はきついかもしれないけど、順ちゃんには魅力あるから。大丈夫。
そうかなあ。。。
戻らなきゃ。保健室に居たら友達には会えないよ。

そう言って浅村は笑いながら順子の背中をバンバンと叩いた。
しばらくすると怪我をした男の子が保健室を訪れたので、浅村との話は途中で終わった。
順子はそこから一人で考えた。

そうして導いた結論は、やはり教室に戻ろうということであった。
たしかに浅村の言うように特別な人になってしまっては事態は好転しない。
自分自身が立ち向かわなければ何も変わらないのである。
それにもし、どうしても一人になってしまったら、またここに来ればいい。
浅村と話せば一人じゃない。順子は勇気がわいてきた。
浅村が会議で保健室を離れると言うので、順子は気持ちを切り替え自習した。
そして下校時間前に戻ってきた浅村に、明日から普通に登校してみることを告げた。

そう。順ちゃんなら大丈夫。辛かったらまたおいで。ね。

浅村は満面の笑みを浮かべて順子をハグしてくれた。
大人の女性特有のふわっとした香りが順子を包み、順子は正しい決断をしたんだと確信した。

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2015/04/07

ぶつかってみたら意外に簡単に解決!よーし!



翌日、順子は普通に登校し、意を決して教室の扉を開けた。
順子は刺すような視線の集中砲火を覚悟していたが、誰も特に順子を意識する者はいなかった。
意地悪グループも順子に注目することなく教室の隅に固まってぎゃははと下品な笑い声を上げていた。
男子は数人のグループでサッカーだか野球の話に興じているようだ。
教室の雰囲気は以前とまったく変わらないものだった。
順子がおずおずと自分の席に着くと、同じ陸上部の多佳子がやってきてのんきに話しかけた。

おはよう、順子。風邪?
あーいや、まー、そんなもんかな。

順子はしどろもどろになりながら答えた。
話が昨夜の歌の特番のミスチルの話題になった頃に登校してきた陸上部の圭子がちょっと伏せ目がちに席に近づいてきた。
圭子は順子の前に立つと、いきなり深々と頭を下げた。

順子、ごめん。ほんっとごめん。
圭子、やめてやめて。いいよ。もういいから。
え、なになに。

状況がつかめていない多佳子が目をきょろきょろさせながら、二人の顔を交互に見た。

なんでもなーいよ。
えーなにー。私だけ知らないのー。

ちょうどお調子者の多佳子が仲介に立った感じで、3人は顔を見合わせ笑い声を上げた。
その日は何事もなく終わった。いつもの日常だった。
意地悪グループは相変わらず順子に意地の悪い視線を投げかけてきたが、順子が凛としていればそれ以上のことは何もしてこなかった。
クラブで仲良くしていた友達と普通にお喋りができれば、順子にとってはそれは日常なのである。
帰り道に順子は思った。

普通に行ってよかった。
それにしてもえっちゃんは凄いなあ。
体の怪我だけじゃなくて心のケアもしちゃうんだもん。
私の目線まで降りてきてくれてちゃんとお話も聞いてくれるし。
ああいうのを大人の女性って言うのかなあ。
看護師さん?保健師さんっていうのかな?
あたしもなれるかなあ。
私も人を助ける人になりたいぞー。

まだ頬の膨らみにかすかに幼さが残る美少女の順子は、にったらにったらと一人笑いしながら帰り道を歩いた。
暗い雲の中をもがき続け、ひょっこりと顔を出してみたら、向こうになにか明るい光が差しているのを見つけた。
そんななにか愉快な気分だった。
順子はなんとなくだが自分の方向を見つけた気がしていた。



そろそろ進路を決める段になって順子は看護学校に進みたいのだがと浅村に相談した。
浅村は冷静に順子の成績を聞くともったいないと反対し、準看から看護師になるのがどれだけ大変かを力説した。
順子の成績であれば進学校に進むべきで、その後、看護科のある大学に進むほうがよほど楽だし、ためにもなる。経験も積めると教えてくれた。
その頃の順子は浅村を崇拝していたので、分かった。それで行くと決心したのである。

そして高校から大学へと無事、進学を果たし、勉強とキャンパスライフ、その他の”経験”も積んでいったのであった。


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2015/04/06

美人ナースの性体験。わきがはつらいよ。



高校の頃の順子は、自分こそが日本のナイチンゲールになるのだくらいの勢いで勉強をしていた。
したがって大学に入学したての順子はまだ生娘だった。
大学でも勿論、勉学に勤しんでいたわけだが、しかし年頃の娘である。
しかも美人でグラマラスとくれば、回りが放っておくはずもない。

友人に頼み込まれコンパ要員として担ぎ出されることが何度もあった。
もちろん、ちゃらい男に興味のない順子は適当な愛想笑でお茶を濁すことが多かったが、それでも何人かの男性とは付き合った。
初めての経験は大学の2年だった。その男性とは半年近く付き合い、星降る丘で初めてのキスを交わし、そしてその夜の内にホテルで結ばれた。
充分に発達していた順子の体に痛みはなかった。むしろ意中の人と結ばれた喜びに順子は涙した。
しかし行為が終わるととたんに男の態度が冷ややかになった。
それは恐らく臭いのせいなのだが順子はまだそのことに気がついてなかった。
その男とは何度か交わったが、初めてのセックスから3ヵ月後に振られた。
男の素っ気ない態度に白けていた順子にはなんの感慨もなかった。
学生時代にはもう2人と付き合うことになったが、ことが終わるといずれも同じように素っ気ない態度になってしまうので、順子は男とはそういうものなのだと思うようになってしまった。

晴れて国家試験にも受かり、順子は念願の病院勤務となった。
希望に胸を膨らませた新人ナースが配属されると院内は大いにざわめくものだ。
手癖の悪い男性医師、患者、意地悪な女医に先輩ナース。何につけても目立つ存在の順子はここでも格好の餌食だった。
しかしながら、中学校時代の逆境に慣れていた順子にとって、大人の陰湿ないじめなど鼻くそほどにも効かなかった。
順子はしっかりと芯のある女性に育っていたのである。
そんな中、順子は一人の男性医師と恋に落ちた。まずいことに、順子が配属された科の真面目な若い先生である。
周りの皆にばれないように二人の秘めた恋が始まった。
その先生は30を越えたところでちょうど結婚適齢期。
二人の交際は真面目なものだった。
そして二人が結ばれるその日、男性医師はどうしても起たなかった。
曰く

君、これはスソガだよ。僕には無理だな。

順子は愕然とした。
自分でも臭いのことは十分に意識していて、これまでケアしてきたつもりだった。
これまでの男はなにも言わなかった。言ってくれなかった。それは優しさなのかもしれない。
だが初めて結婚まで意識した男性に、くさい、臭い、クサイと言われてしまったのだ。
医師とはその場でお別れになってしまった。順子は更に混乱した。
仕事の上でもケアレスミスが多くなり、何か職場でいじめられているという錯覚にも陥った。
だが頼りになるえっちゃんはもういない。

そんな時にたまたま出会ったのが、元患者の和久井という男だった。
和久井は35歳で、見かけがよく、物腰も柔らかい既婚の自営の男だった。
和久井は紳士的に言葉巧みに順子に取り入っていった。
そんな和久井の本性は、心をやられていた順子が体を開いた後に徐々に明らかになっていった。
和久井はSだったのである。

最初は普通のセックスだった。
順子とのセックスが終わっても和久井は優しく、これまでと態度が変わらなかった。
普通に食事にも行くし、順子の休日に合わせて遊びにも連れて行ってくれる。
順子にとってこれは初めてのことだった。
和久井は既婚だが心を許せる。優しい人だ。
順子はそう思った。

だが、和久井が優しかったのはその先に楽しみがあったからだった。

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2015/04/05

S男だけが順子に優しい。フェラ・・・



和久井のSは殴る叩くなどの痛い系ではなく、女性を屈服させることに喜びを感じるタイプだった。
その意味では既に弱りきっている順子は格好の獲物だったわけで、そうした女性を見分ける目が和久井にはあったのだろう。
しかし、セックスの時以外の和久井は、確かに順子に優しかった。

ある日の休みは天気が良いから富士山を見に行こうと順子をドライブに誘い、二人で楽しく美味しい昼食を取った。
当然、和久井は帰りにホテルに行こうと言い出し、断りきれない順子の手を、自分のペニスに導いた。
不倫とは分かっていても、何故か断りきれない順子は、和久井のズボンの上からもそもそと手を動かした。
和久井のペニスは、これからの期待にはち切れんばかりに膨らんでいた。
いくら優しくても、見かけがよくても、言ってみれば35の親父である。
それがまず交わることのない20代前半の美人を抱こうというのだから、それはもう我慢汁が溢れんばかりの怒張ぶりであった。

ホテルの部屋に入ると和久井はすぐに風呂を張りに行った。戻ってきた時にはビキニパンツ一丁だ。
35にしては締まった体つきだが、お腹のぽっこりは隠せなかった。
立って外を見ていた順子に後ろから抱きつき、自分の方に振り返らせると、抱きしめてねっとりとキスをした。
いけない、いけないと分かってはいるが、順子の方も和久井とのセックスの後の心地よい気だるさを思い出し、目がとろーんとする。
程なく自分から舌を積極的に出し、和久井のお腹や背中をさすりながら、激しいキスに応えてしまうのだった。

よしよし。いいぞ。次はここだ。

和久井は順子の手を乳首に当てた。順子は言われるがままに舌を和久井の乳首に持っていき、苦しい体勢ながらも和久井の両乳首を交互に舐め、たまに唇でついばんだ。

よく分かってきたな。次はここだ。

和久井は順子の頭を軽く押さえる。順子は和久井のビキニパンツの前に膝立ちになると、玉のあたりから亀頭に向けて舐めあげた。それはもう儀式のような一連の流れだった。
和久井のサテンのパンツはつるつるして順子の舌の動きの邪魔にならない。パンと張った膨らみが和久井の喜びを示していた。
順子は顔を横にして竿を含みハーモニカを吹くように上下に顔を揺らした。順子の視界の端に和久井の満足そうな顔が見え、なんだか嬉しかった。
しばらくそれを続けていると和久井が少し腰を引いた。これは亀頭を舐めろの合図だった。
順子が和久井のビキニに手をかけようとすると、和久井が制した。

ん。まだだぞ。

順子は理解し、ビキニの上から和久井の亀頭を口に含んだ。にじみ出たカウパー氏線液でできたと思われるシミが、順子の唾液でさらに広がっていった。
最初はちょっと生臭いと感じた亀頭部分も、順子が舐め続けると、ほんわかと暖かい固いバナナのように思えてきた。
和久井が順子の髪をかきあげ、たまに頬に触ってくれる。手が暖かかった。自分でも息が荒くなっているのが分かった。

よーし、よーし。お風呂に入ろうか。

順子は許されたかのように安堵し、立ち上がろうとするのだが、なにかぼーっとしてたたらを踏んでしまった。
崩れそうになる順子を和久井が優しく抱きとめてくれた。

大丈夫か。服は脱げるね。

和久井はいつも服を脱がせようとはしない。満足そうに煙草を吸いながら順子が一枚一枚脱いでいく姿をただ黙って眺めているのだった。
たまに「思い出だ」と言って携帯で順子の裸体を写真に撮ったり、ビデオをセットして撮影することもあったが、今日はその気はないようだった。
順子が最後のショーツを脱いで裸になると、自分の方を向かせた。

また少し伸びたね。剃ってあげよう。

順子の恥毛のことを言っているのだった。順子は和久井と付き合い始めてから、恥毛を全て剃られ擬似パイパンになっていた。
和久井は順子の手を取ると、風呂場に連れて行った。


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2015/04/04

お風呂場で剃毛。見られるのも嬉しかった。



7割程度入っていたお湯を止め、順子が和久井に寝そべるような形でお風呂に浸かった。
すぐに後ろから和久井の手が伸びてきて、順子の豊満なバストをまさぐった。
順子が嫌がっていないのは既にピーンと張っている乳首でわかる。

気持ちいいんだな。
うん。気持ちいい。。。

和久井が順子の乳首を人差し指と親指できゅっと握った。

あ、、
気持ちいいですだ。
気持ちいいです。

実際、胸にジーンと衝撃が走ったような気がして気持ちがよかった。
和久井は順子の髪の香りを嗅ぎながら、親指をすりすりきゅっとリズミカルに動かした。
順子の下腹あたりになにか抑えられない衝動がうごめき始めていた。

お風呂から上がると今度は洗いっこだ。まずは順子が和久井の体を洗う。
背中から腕、お腹、ペニス、お尻、肛門まで丁寧に洗う。そして足、足の指の股まで綺麗にしなければならない。
後でどこでも舐めることになると思うから、順子は一生懸命に洗うのだ。
そして肛門を洗うと和久井のペニスが少ししょんぼりするのが可愛いなと思ったりする。

次は和久井が順子を洗ってくれる。これも丁寧に首からおっぱい、腕、お腹、腋、背中、お尻、アナル、足、足の指の股も、何度もお湯をかけながら、何度もボディソープをつけながら洗ってくれるのだ。
ただ和久井はバギナだけは洗ってくれない。シャンプーが中に入ると痛そうで怖いからだそうだ。順子はそういうところに和久井の優しさを感じてしまう。
和久井は順子がバギナを洗うのを正面から見ている。ただその日は少し違った。

順子。おしっ〇してるところ見たいな。
え、、それは。
出るだろ。
え、うん。
出してみろ。

順子はお湯でバギナを流し、わんわんスタイルに構えると、少し気張ってみた。お昼に私だけビールを飲ませたのはそういうことかと漫然と考えていると、多少、尿意を催してきた。
順子の尿口が尖り、ほんのちょっとだけ、先走りが飛び出した。和久井が顔を近づけてきて、両手で順子の股を開いた。

ああ、、、

何か負けた気がして順子の力が抜けたその時、ばしゃばしゃーと尿口から聖水が飛び散り、バスルームにその音がこだました。

はっはっは。たくさん出たな。よしよしよく洗うんだ。

順子はもう一度、和久井の前でバギナを洗い綺麗にした。順子に風呂に入っているように言いつけて、和久井はバスルームから出て行った。
順子がバスルームを洗い流し、お風呂に浸かっていると、和久井がローションとかみそりを持ってバスルームに戻ってきた。

おいで。

順子は言われるがままにお風呂のふちに腰かけ、片足をあげて和久井の前にバギナを晒した。

まずはここの毛からだ。

と和久井は順子のおへその下あたりを指差し、ローションを塗ると、T字かみそりで恥毛を綺麗に刈った。
次は大陰唇とその周りの毛だ。これは顔そり用の小さなかみそりで片側ずつ、丁寧に小さな範囲に分けて綺麗にしてゆく。
その間、順子のバギナ、それはもう大陰唇から小陰唇、アナルから尿口まで、全てが和久井の前に晒されているのだった。
和久井が順子の伸びた小陰唇を押さえてかみそりを小まめに動かすものだから、順子は感じてしまう。しかし動くわけには行かない。
順子のクリトリスはぷっくりと膨らんで包皮から顔を出してしまった。
それを見ると和久井はかみそりを順子の肌から離し、口にクリトリスを含むとペロペロと舌で転がすのだった。
ただ、膣口には決して触れない。

あ、ああ、あ
まだだぞ。

そう言うと和久井は順子の腰の落ち着きを待って、また毛を剃り始める。いつものことだった。
M字の大全開でアナル付近の毛まで綺麗に剃りあげるとやっと和久井は満足し、順子に再びお風呂に入るように告げ、バスルームから出て行った。

よし。上がっておいで。

和久井はそう言うと、バスルームの入口でタオルを抱えて待っているのだ。
和久井は順子の体を上から下まで綺麗に拭いてくれるのが常だった。

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2015/04/03

クリキャップで陰核増大



お風呂から上がっても和久井はすぐにはセックスしない。
裸のままの順子をソファに座らせると、まずは柔らかい布で目隠しをする。
この頃になると順子は、頭がぼーっとしていてまるで抵抗する気になれないのだ。
和久井は次に順子軽くM字に開脚させ、右手首と右足首、左手首と左足首をサランラップのような素材で固定した。
順子の体勢は、内側から手を入れて自分の足首を抱えるような格好だ。
この体勢はさほど無理ではない割に、股を閉じることもできず、しかも殆んど抵抗ができない。
腹筋が常に締まっているような形で、挿入待ちな格好とも言える。
今、順子の手首足首を固定している素材が何かは、順子にも分からなかった。
非常に柔らかいサランラップのような素材で、肌に当たる面が広いため、途中でもがいても手首も足首も痛くないのだ。
そうした上で、たぶん、刷毛のようなもので、和久井は順子の乳首をすりすりし始めるのだった。
順子はこれが相当気持ちよかった。

うんんんん・・・
気持ちいいのか
気持ちいいです

従順な限り和久井は優しい。順子はそれを知っていた。
和久井は順子を横に転がし、その内に膣口も触り始める。しかし、決して指は入れない。
あくまで順子から溢れた愛液をすくい取りクリトリスに塗りつけるためだ。順子もそれを知っていた。
そして和久井は少し席を離れると、自分のバッグから2つ目のアイテムを取り出した。クリキャップだ。
それは順子も見せてもらったことがある。ゴム製のスポイトのようなものだ。
ゴムの空気溜まりを押したままクリトリスに先端を押しつけ、指を離すと、空気の圧力で引っ張られたクリがぷーっと膨らむのだ。
クリキャップの使用を繰り返すと、クリトリスが肥大し包皮から飛び出してしまう。しかし膨らんだクリが敏感になる効果もあり、これは順子も嫌いではなかった。
手首と足首を固定されているため逃げようはなかったが、順子は当然のようにクリキャップを受け入れた。
和久井は刷毛で順子の乳首を弄び、たまにクリキャップを弾いて、順子の反応を楽しんだ。
刷毛だけでもぞわぞわしているところに、和久井がクリキャップを弾くと順子の背中に快感がビーンと走った。
少し無理な体勢に腰が抜けそうだ。

好きなのか。これ。
好きです。
俺は。
好きです。
よし。もっとして欲しいのか。
もっとして下さい。
お前はエッチなんだな。
・・・
エッチなんだろ。
エッチです。
はっはっは。

和久井はソファから離れると何かごそごそしていた。恐らくビキニを脱いでいるのであろう。そして順子の口元にそっと何かを添えた。間違いない。ペニスだ。
順子は顔をひねってそのモノを口に咥えた。熱い。生のペニスだ。むぐ、むぐと亀頭と思われる部分を含み、舌で転がす。
和久井のそれはやや硬度を失っており、無理な体勢ながらも順子からはフェラチオがしやすかった。
ただ、和久井がたまに腰を動かすので、喉の奥までペニスが入り込みむせることがあった。
うげ、ごうぷと順子が嘔吐に耐え、ペニスを口でしごいていると、和久井がペニスを引き抜いた。

今日はもっと楽しいものがあるぞ。

順子の足元に回ったであろう和久井がクリキャップを引っ張って外すと、今度はビーンと低い音が鳴りはじめた。
ああ、バイブか。大きいやつなのかなと、順子が朦朧とした頭の片隅で考えているところに、クリトリスに強烈な振動が与えられた。
クリキャップによる吸引で大きく、敏感になっていた順子自身であったが、その振動は決して嫌な感じではなかった。

これ。あぐっ。ああああああ

順子は突然襲ってきた快感に仰け反りそうになったが、手首と足首を固定されている格好ではなす術もなく、肩をすぼめる程度の抵抗しかできなかった。
しかし快感は途絶えず全身を巡ってくる。和久井は小さな布を順子の口に押し込み、クリトリスに与える振動をもう一段上げたようだった。

ここからの順子の記憶は途切れ途切れだ。たぶん潮を吹いた。その後でバイブも使われた。拘束を解かれて、その後に挿入もあったし、抱きついて足を絡め、好き、大好きーと叫んだようにも思う。
だが何かしら曖昧な記憶で、正気に戻った頃には夜の帳が降りていた。

遅くなっちゃったな。ごめんな。送ろう。

和久井が優しくキスをしてくれて、順子はベッドから体を起こし、ノロノロと帰りの支度をしたのだった。

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2015/04/02

S男からの旅立ち、、、そして現在



思い返してみれば、和久井は若くて美人でグラマラスな玩具を手に入れて好き放題やっていただけの変態野郎に過ぎないのだが、不思議と今の順子にも和久井に対する憎悪の念がない。
腋臭のせいで悲惨な性体験をたくさん経験したものの、若い順子にも奔放なセックスは必要だったし、最悪なあの時期の順子を受け入れ、心を支えてくれたのは、やはり和久井に違いないからだ。
クリトリスが大きくなってしまったことと、寂しさを紛らわすために自分でバイブを使う癖がついてしまったことを除けば、和久井もそんなに悪い奴じゃなかったと順子は今でも考えている。

ところで、そんな和久井との別れはあっけなくやってきた。和久井の会社が左前になってしまったのだ。
和久井は自宅から離れたファミレスに順子を呼び出すと、遊んでる時間もお金も余裕がなくなってしまったと馬鹿正直に告げてきた。
元から既婚者だということは分かっていたし、なにか無茶苦茶なセックスで順子からも和久井に対する恋愛感情はなくなっていた。
これと差し出された封筒には50万が入っていた。別れを切り出す和久井は、何か怖がっているように見えて、小さく思えた。
その時に順子の頭の中でもやもやしてた霧が、一気にスコーンと晴れた気がした。

じゃあ、もうお互いに電話はなしにしようね。

和久井の顔が一瞬晴れたのを横目に、順子は席を立って別れのファミレスから飛び出した。
なんだっけー。いつだったか、中学の帰り道にこんなことがあったなあ。
頬の膨らみもとれいつの間にか大人の顔になった順子ではあったが、にったらにったらと一人笑いしながら帰り道を歩いた。
その瞳からは大粒の涙が溢れていた。


そして順子は最初の病院をやめた。


二つ目の病院への就職はすぐに決まった。
和久井から渡された手切れ金は、引越しと新しい家具の購入と携帯の変更に使った。

環境を変えれば良いんだ。
そして私から変わればいいんだ。

美人でグラマラスな順子は相変わらず目立つ存在だ。
だから新しい病院に移ってからは、色恋沙汰に極端に気をつけた。変な噂はごめんだ。
また、意識して真面目で先輩からも可愛がられる寺島順子であり続けるよう努力をした。
その結果、院内における順子のポジションはみるみる上がっていった。


ケアされるんじゃなくて、私がケアする側に回らなきゃ。
いつだったかの、えっちゃんみたいにならなきゃね。

順子は保健師になるべく勉強も始めることにした。
立ち止まっていられない。そんな強い気持ちが帰ってきたのだった。







金曜の夜、寺島順子は部屋で一人、顔をほころばせていた。
思い出すまいとしても、どうしても今日の祐樹とのセックスを思い出し、顔がにまにましてしまう。

あー。祐樹君のことは、ケアしすぎちゃったかな~。
だって可愛いんだもーん。ああ、もう、ゆうききゅーん。

今の病院に移ってからずっとずっと色恋沙汰は控えていたのだが、純粋で駆け引きのない大学生のアタックについつい乗っかってしまった。いやむしろ自分から誘ったのだ。
それがまた順子を興奮させた。順子は引き出しを開け、ショーツの下に隠したバイブに手を伸ばした。
和久井に改造されたクリトリスは既に小豆大に膨らみ、快感への期待に艶めいていた。
(了)
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