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2015/03/08

朝起きたら耳が聞こえなくてびっくりしたぜ



野村祐樹は電車のスツールに寄りかかっていた。

(たまにむわっと香るんだよなー。マジやばいなー。)

彼は今、周囲の人間にばれないように気をつけながら自分の服にこびりついた女の体臭を確認していた。
祐樹の鼻がバカになっているのかどの程度匂うのかがよく分からなかったので彼はシャツの襟を両手でひっぱり胸に向けて再び鼻をスンスンと鳴らしてみた。
5月の東西線は立つ人影もまばらで、もし乗客の誰かが彼のその行為を見ていたならば、それはきっと奇妙な光景に映ったであろう。

(電車降りたら煙草の煙を吹きかけて匂いをごまかすか。それにしても。。。)

祐樹は今日のめくるめくセックスを思い出し始めた。若い彼はそれだけでまた勃起してしまう。他の乗客にばれないようにドア側を向き、勃起したペニスの位置を直しながら祐樹は寺島順子との出会いから回想を始めた。
寺島順子との出会いは病院であった。



昨年の12月、祐樹が眠りから覚めると同時に右耳に違和感を感じた。ふと目に入った枕には少しだけ血が付き、擦れた痕がついている。祐樹が慌てて耳に手をやると指先にも血が付いた。頬もざらざらした感じだ。慌てて起き上がり姿見で自分の横顔を見ると確かに耳から出血している。祐樹はその時、右耳の聞こえ方が極端に悪くなっていることに気がついた。

中耳炎か。

自分の発した言葉が右耳の中でくぐもり、骨を通して頭の中に響いた。

あー。あー。あー。やっぱり中耳炎だな。

祐樹は幼い頃から鼻の通りが悪く、冬になると中耳炎を発症することがあった。この音の篭り方は中耳炎に違いない。しかし何かがおかしいと感じた。通常、耳垂れが出るほどに中耳炎が悪化したときには、その前に耳の中の炎症で顎を動かすことすらできなくなるはずだった。それが何の痛みも前触れもなく、突然、朝、耳から血と膿が出てくるとは。
これは祐樹にとって経験のないことだった。

不安になった祐樹は階段を降り、パートに出かける前の母親に相談をして近所の耳鼻科に行くことにした。幼い頃から通っている耳鼻科の先生の見たてでは真珠腫性中耳炎とのことだった。真珠腫性中耳炎とは、中耳炎を繰り返すうちに一部の上皮組織が球状に増殖して、耳の周りの骨を破壊する病気だ。手術による治療しかないよとのことで東京の大きな病院への紹介状を書いてくれた。

翌日、母親を伴って都内の病院へ行き、再度、診察を受けた結果、真珠腫性中耳炎に間違いないとの診断が下った。その日のうちに1月の手術日が決まり、様々な承諾書や入院のしおりをもらって家に帰ることになった。

これまでに大きな病気や怪我も無く過ごしてきた祐樹にとって入院ましてや手術というのは大変大きな不安となってのしかかった。しかし手術をしなければより大きな病気につながっていくよと医師に言われ、また母親にも今のうちに治しておきなさいと言われ、やるしかないかとの気になったのである。
 
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2015/03/07

手術、入院、そして美人ナースを眺める日々



1月、祐樹は様々な不安を抱えたまま入院初日を迎えた。入院の受付を済ませ、受付の看護師に案内されて割り当てのベッドに到着した。パジャマに着替えベッドに座って母親と話していると、一人の看護師がやってきた。

初めまして、野村さんの担当になります寺島です。

ベッドの頭側に付けられたタグを見ると確かに「担当看護師:寺島」の文字があった。ところで、初めて寺島順子を見たときに、祐樹にはなんの感慨も浮かばなかった。なにせ翌日に控えた手術への不安の方が大きかったわけで、顔すらまともに見たかどうか記憶が定かではない。

・・・というわけで今日の夕食と明日の朝食は抜いてください。飲み物は夜までです。朝からはなにも採らないでくださいね。何かあったらそこのボタンでナースコールしてください。

反応の薄い祐樹の意思を確認するために、寺島が祐樹の顔を覗き込んできたため、祐樹は慌ててハイと答えたのを覚えている。その後、寺島は祐樹の母親と一言二言交わし、ナースセンターに戻っていった。

なかなかベッピンさんね。
そうかー。どうでもええわ。

明日に手術を控えた状態で、ぱっと見、年上の看護師のことなどどうでもよかった。手術は耳の裏を切り開き、鼓膜の横の穴の開いた骨の周りや真珠種の広がっている部分を削り、また一部の耳骨の再生を行うもので、顕微鏡を使ったかなり精密なものだと聞いていた。

手術台に登った時の祐樹は、もうどうにでもなれという気持ちだった。少なくとも死ぬようなものはない。最悪、右耳が聞こえなくなるだけだ。自分ではどうしようもないのだと腹をくくった。

そして全身麻酔用のマスクがかけられ、4つ数えるから大きく息を吸ってーの言葉に従い、1・2・3・・・の次の4の声を聴いた記憶はない。

祐樹に残っている次の記憶は、手術が終わってからの入院ベッドの上だ。幸いに全身麻酔後の頭痛も手術した場所の痛みもなく、尿道カテーテルのむずがゆさを除けば比較的快適だった。その尿道カテーテルも術後2日目の夜には外してもらえ3日目からは病院内をうろつくこともできた。

頭に包帯は巻いているものの4日目以降は不安も消え、普通の精神状態に戻ってきた。そうなると大学生である。俄然、若い女性である看護師たちに興味がわいてきた。祐樹はいくつかの病棟と階を回り、看護師を横目で眺めるのが日課になった。

祐樹の担当である寺島順子は日に二度、検診や検温で部屋にやってくるのだが、祐樹の母親が言ったように確かに可愛らしかった。年齢は祐樹よりもだいぶ上だと思われるので、可愛らしいという表現は、本当は適当ではないのかもしれない。
しかしやはり可愛らしいのだ。

いつも髪をひっつめてナース帽をかぶっているので顔はきりっとしているのだが、笑うとやや下膨れになりその顔は小島聖を連想させた。体は肉感的で、出るところと引っ込むところのメリハリが利いている。
きっと脱ぐと凄いんだろうと祐樹は想像した。

祐樹は寺島の検温時に二言三言話をするのが楽しみになっていった。だが絶対にエロい方向には話を持っていかなかった。もちろん、お尻を触ったりなど絶対にしない。

実は、となりの爺ちゃん患者などは、ぼけた振りをしてナースのお尻や胸を触ったりしており、後であれがこうだったこれがこうだったと患者同士で話していた。祐樹は爺さんすげーなとは思ったが、あれは年寄りにだけできる荒業だと諦めた。

若い祐樹は、およそ2週間の入院の間にナースに嫌われるのは怖かったし、またその所業を母親に言いつけられるのも怖かった。なので検温が終わり寺島が部屋から出て行くときにスカートの下にのびるふくらはぎをカーテンのこちら側から眺めるのが精一杯だった。
 
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2015/03/06

美人ナースに洗髪をしてもらうこの喜び



祐樹の入院から9日目、やっと頭の包帯を取る日がやってきた。

耳の傷は特に痛みもかゆみもなく、それは手術からの順調な回復を示していたので、祐樹はかなり安心していた。聴力がどの程度回復するかは分からないけど手術はまあ成功したのだ。これでやっと一般人の生活に戻れる。
祐樹はそう考え、残りの気楽な入院生活を楽しむ余裕が出ていた。

そして頭の包帯を取るこの日、久しぶりに水で頭を洗うことができるということを主治医から聞いた。これは勿論、自分で好きなように洗って良い訳ではない。耳へのカバーをかけた上で看護師さんが洗ってくれるということだった。
祐樹はもう抜群に嬉しかった。

手術のために髪を短く切ってはいたが、9日間も頭を洗えないというのは本当に地獄である。頭のかゆいところを掻けるのは、消毒のために包帯を取ってもらっている一瞬であって、それも治療の途中なので自分の都合で頭を掻き続けていいものでもない。人間は気がつかない間に頭を結構掻いているもので、包帯が邪魔をして自分の思い通りに頭を掻けないというのは本当にイライラするものだ。勿論、今は水を使わないドライシャンプーもあるにはあるのだが、祐樹の場合は、必要以上に耳の周りの筋肉を引っ張ってはいけないということでアルコールで頭を消毒するだけで、この日まで洗髪は見送られていた。

(ああ、もう思いっきり頭を掻きむしってもらおう)

祐樹はわくわくしていた。
そして午後3時。シャンプーにやってきたのは、あの寺島さんだった。
なんてラッキーなんだ。祐樹は見かけ上、平静を保ったが心は浮き浮きしていた。

寺島の案内で連れて行かれたのは患者用の入浴施設と別の入口の、専用のシャンプー室だった。へーこんな部屋があるんですねーなどと軽口を聞きながら、祐樹は部屋を見渡した。美容室のように仰向けに倒れる椅子が一つあり、祐樹はそこに座るように促された。

あんまり慣れてないから下手だったらごめんねー。

祐樹が椅子に腰掛けると寺島さんが水跳ね防止のカバーをかけてくれ、椅子をゆっくりと倒した。寺島さんは祐樹の顔間近で手術跡に水がかからないよう耳カバーをかけてくれた。病院特有の消毒液の匂いに混ざって、寺島さんの化粧の香が匂った気がした。祐樹はそれだけでドキドキした。祐樹のドキドキに気がついたわけでもないだろうが、寺島さんが祐樹の顔にタオルをかけた。

シャンプー楽しみにしてたんですよ。マジでガシガシお願いします。
頑張るねー。

耳の傷にお湯がかからないように恐々と頭全体にシャワーが当てられた。頭皮がジンジンしてたまらない気持ちよさである。はあ~っとしみじみとため息が出た。

寺島さんが無言でシャンプーを頭全体に馴染ませてゆく。一週間以上溜まった頭の油のために泡はほとんどたたなかったようだ。寺島さんは軽く軽く優しく頭全体をこすり、お湯で全体をすすいだ。祐樹の頭の中では頭皮が膨れ、ぶわーっと浮き上がっていく想像が広がっていた。
ま、まさかこれで終わりじゃないよなと祐樹が焦っていると、寺島さんがシャンプーのヘッドを押している音が聞こえた。

それじゃあ頭を擦るから、かゆいところがあったら言ってね。
はい。先ず全体的にもう一度お願いします。
こう?
あー気持ち良いです。
うふふ
上の方も。あ、もう少し右です。
ここ?
そこ。あー。
気持ちいい?
気持ちいです。。。
うふふ
 
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2015/03/05

美人ナースのちょっと香る腋に思わず興奮して・・・勃起



もうちょっと、もうちょっと強く、ああ

他人に頭を洗ってもらうのは気持ちがいいものだ。ましてや母親のごとく優しく接してくれ、しかも可愛いくて自分が気に入っている女性となればそれは格別なものだった。寺島さんと二人きりの専用のシャンプー室で祐樹は甘えに甘えた。病院特有の消毒液の匂いがする少し湿った空気のこの部屋で、寺島はかれこれ10分は祐樹の頭と格闘していた。

じゃあ流すね。
あ、後ろ。首のところもお願いします。
あー。うん。そうね。

寺島が右手で祐樹の後ろ頭を抱え、左手で優しく首の後ろの髪の生え際あたりをこすり始めた。
その時、祐樹は気がついてしまった。

(あれ。これ今、俺、抱きかかえられてる。)

そうだ。
きっとこの体勢なら右の頬のそば、すぐのところに寺島さんの胸があるはず。
タオルで目隠しされている分、この想像は祐樹の中でどんどん膨らんでいった。
いやいやダメだ。こんなところでチンコを膨らましちゃいけない。
だってこれ見つかったら相当格好悪いぞ。
あ、でも寺島さんの匂いくらい嗅ぎたいな。

入院生活というのは不思議なもので、病院の真っ白な壁に囲まれていると不思議と性欲は薄くなっていく。あのナースが可愛い、このナースが可愛いという気持ちくらいは残るものの、チンコが膨らむほどの妄想というのはなかなかしなくなるのだ。それは自分が病人であるという自覚がそうさせるのかもしれないし、職員や医師の事務的な対応から自分が一患者に過ぎないと自覚させられるのかもしれないし、もしかしたら病院食には性欲減退の薬でも入っているのかもしれない。

とは言え、このシチュエーションは二度とあるものではない。
寺島の化粧品か香水の香りでも嗅ぐことができれば、夜、こっそり外来のトイレまで降りて、その芳香をネタに9日ぶりのオナニーに浸りたいと祐樹は考えた。祐樹は気がつかれない程度に頭を右に傾け、普通の呼吸を保ったまま、こっそりと寺島の体臭を嗅いだ。鼻に神経を集中させて息を吸い込んだとき、消毒液の匂いと共に祐樹の鼻に飛び込んできたのは、ほんのりと香るどぶの匂いだった。

えっ!っと思った祐樹は思わず鼻をスンスンと鳴らし、二度嗅ぎしてしまった。
一瞬、寺島の手の動きが止まった。

しっかりと神経を集中させて、祐樹の鼻孔が捕らえたその香りは、もちろんどぶの匂いではなかった。2日くらいお風呂に入らなかったときの自分の腋に、鉛筆の芯を擦りこみ、たまねぎのスライスをトッピングした香りと表現すればわりと近いだろうか。

寺島さん腋臭かあ。普段は分かんなかったなあ。軽い奴かな。この距離だもんな。
でも、今、思いっきり嗅いだから、気がつかれたと思って顔真っ赤にしてるかも。
ここで臭くないっすよってのも失礼だし。それほど嫌なにおいでもないし。

祐樹が頭の中で対応を考えていると、寺島の手が完全に止まった。

ちょっと待っててね。

祐樹の頭をカバーのかかった椅子の枕にゆっくりと戻すと、寺島がそばから離れていくのが分かった。シャッとカーテンの閉まる音が聞こえ、微かな衣擦れの音の後に、パリパリと何かの袋を破っている音が聞こえた。

制汗用のシートで腋拭いてるんだなあ。

タオルで目隠しをされ洗髪椅子の上に寝転がった状態で、祐樹はぼんやりと寺島順子のその姿を想像した。上半身だけナース服を脱ぎ、片腕を上げて、困ったような顔で自分の腋を確認しながら、制汗シートで腋をぬぐっているナース。コンプレックスかあ。きっとあるよなあ。と考えていると、不意に祐樹のペニスが反応を始めた。防水カバーの下から手を伸ばしこっそりと触ってみると、それはだぶだぶのパジャマであっても隠し切れないほどに怒張していた。
カンッと金属のゴミ箱がしまる音が響き、祐樹の足元の方から寺島が戻ってくるのが雰囲気で分かった。

やばい。これ気づかれるよ。。。
 

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2015/03/04

俺、あの、腋の匂い嫌いじゃないです。



ごめんね。続きしようね。

再び祐樹の後ろ頭が、寺島の右手で抱えられ、左手で首の後ろの洗髪が始まった。
何事もなかったようにことが進んでいくので、股間の勃起に気づかれたかどうか、祐樹には確認のしようもなかった。
祐樹は再びこっそりと寺島の腋のにおいを嗅いでみたが、デオドラントの香りがするだけだった。

(ああ、やっぱり拭いてきたんだなあ。)

と祐樹は思った。ペニスがますます膨らみパンツのラインに引っかかって痛いくらいになっていた。
その間に寺島はシャワーのノズルを取り、起用に首のふちを流していった。

はい。後ろ終わり。あとかゆいとこない?
あの。
うん。
俺、あの、匂い嫌いじゃないです。
・・・

二人きりのシャワー室を沈黙が支配し、出しっぱなしの水の音だけが響いた。
しまった。脈絡もなくなんということを言ってしまったのだと祐樹は後悔した。
別に黙っていても良かったのだ。わざわざ言う必要なんかなかったのだ。
あーしまった。出した言葉は引っ込められない。困った。

あの。
あ、、うん。かゆいところある?
え、ああ。もうちょっと、もう一回、全体を洗って欲しくて。
うん。分かった。

またシャンプーのノズルを押す音がして、寺島の掌全体で祐樹の頭にシャンプーが塗られた。
わしわしと髪にシャンプーの泡が広がっていく感触がわかった。

ありがとう

小さな声が祐樹の左耳の傍で聞こえ、すぐにデオドラントの香りが祐樹の鼻をくすぐった。
あれ。さっき頭を洗っていたときはもっと角度的に上の方、洗面台の方に頭があったはずなのに。
なにか角度的におかしいと祐樹は思った。その時、ナース服か何かが祐樹の鼻に当たった。
あ、これ覆いかぶさるように無理な体勢で洗ってる? と祐樹は思った。
心なしか寺島の鼻息もフンフンと先ほどと違うリズムを刻んでおり、荒いように感じられた。
祐樹は恐る恐る防水カバーから右手を外に出し、周りをまさぐった。
その右手は恐らく寺島の右ひざの少し上に当たり、祐樹は掌でそれを触った。
少しずつ右手を上に上げていく。

それ以上はダメよ。

そんなにきつい言い方でもなく、爺ちゃん患者をたしなめる程度の言い方で寺島が遮った。
ただ祐樹の手を跳ね除けるでもなく相変わらずシャンプーは続き、ついでに祐樹の鼻と唇は恐らく脇に近い体のどこかの部分で覆われた。
随分無理な体勢で洗髪を続けているのであろう、寺島の体は火照り、また汗の匂いが微かにし始めた。
祐樹は舌を出して、どこか分からない体の部分をぺろりと舐めてみたが、残念ながら布だった。

その内、シャワーのコックをひねる音が聞こえ祐樹の頭からシャンプーが綺麗に流し落とされた。
髪からある程度水気を切ったところで、はい終了と寺島の素に戻った声が聞こえた。
 
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2015/03/03

手を出していいのかどうか分からないまま強制排泄



タオルで目隠しをされたままの祐樹は、まだ耳から入ってくる音だけに頼った妄想の中にいた。
今なら恥ずかしいことも素直に言える。そんな状態だった。猿である。

寺島さん、これ。

と自分の股間を指差した。
寺島がそこを見ているかどうかは祐樹には分からない。
が、次の瞬間、パジャマの上から寺島がペニスを擦ってくれたのである。
祐樹はああっと声が漏れた。

タオル取っちゃだめよ。

と注意が一つ入り、祐樹のパジャマのゴムが少し下げられた。
パンツも前だけ下げられたので、祐樹は協力して腰をうかせた。
お尻の側に手が入り祐樹のパジャマとパンツはお尻丸出し状態まで下げられた。
陰茎はシャワー室の明かりの下で寺島さんに見つめられているはずである。
それを思うと祐樹はもういきそうだった。

寺島は特に亀頭を刺激することはせず、いきなり肉棒の部分を掴んで上下に擦り始めた。
パジャマのゴムとパンツに押さえられて足を開くことができない。
祐樹は強制的にいかされる錯覚におちいった。

ダメです。あ、ちょ。

祐樹は頭を振った。顔にかけられていたタオルが床に落ち、祐樹の視界が開けた。
シャワー室の明るい光がいきなり飛び込んできて、目の前には後ろ向きの看護師の大きな丸いお尻が見えた。
そのお尻が邪魔で、自分のペニスが今どういう状態にあるのかは見えなかった。

手を伸ばしてなんとかお尻に触ることはできたが
その間も肉棒は上下に擦られ、今にも精液が飛び出しそうな状態になった。
祐樹はもう限界だった。鼻からの呼吸が短くふっふっふっと続き
精管の奥からむずむずとした塊が今にも飛び出しそうにだった。

ペニスの怒張が限界を超え、鈴の口が開こうとするその瞬間、ペニスにふわっと何かがかけられた気がした。
下腹部が波打ちどっくどっくと陰茎が収縮を始めると寺島は擦っていた手の動きを止め
ペニスの皮を下へ引いてそのままの形をキープしてくれた。

祐樹はどっと疲れてシャワー椅子に倒れこんだ。
寺島はちらっとだけこちらを振り返るとタオルを取ってくるから自分で拭いてねとシャワー室を出て行った。

首を曲げて見ると、頭吹き用に持ってきたバスタオルが祐樹のペニスにかけられていた。
9日間たまりにたまった精子、それも相当な量が出ていたはずだが、バスタオルであれば何の問題もない。
寺島が帰ってくるまでに手早く片付けなければならない。
祐樹は痺れた頭のままで、ペニスや陰毛に付いた精液をバスタオルで拭き取った。
パンツとパジャマをずりあげ、バスタオルをたたんで、近くのかごに放り込んだ。
祐樹は再びシャワー椅子に座ると、ドキドキしながら一方で後悔の年に晒されていた。

(こんな明るい部屋で一人で興奮してたのかな。バカをしたかも。嫌われたか。)

新たなバスタオルを持って現れた寺島は、無言で祐樹の頭側に回り椅子を起こした。
事務的に頭を拭いて、耳カバーを外し作業を終えた。

はい。終了。風邪を引かないようにね。

小島聖似の女性がちょっと困った顔で笑った。

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2015/03/02

退院した途端に冷たい態度。あのヌキはなんだったんだ。



祐樹は入院から14日後に無事退院を迎えることができた。
あの強制排泄の日から、母親に叱られることもなく、他の看護師や職員も祐樹に普通に接してくれたので、寺島が誰かに言いつけたということはなかったのだろうと思う。
ただ寺島順子自身とは何の進展もなかった。
あの日以降、寺島が極めて事務的に接してきたからである。

祐樹は申し訳なく思ったし、できることなら謝りたいと思っていた。
それで退院の前の日の検診で寺島がやってきたときに、手紙をこっそりと渡した。
『よかったら退院後に電話下さい
 090-xxxx-xxxx
 野村祐樹           』
しかし電話はかかってこなかった。

退院後も耳の聞こえ方の検査のため週一の通院があったのだが、外来では寺島に会うことはできなかった。
そうこうしている内に季節は移り変わり祐樹は大学生の生活に戻っていった。

あの日のことは患者のためと割り切って付き合ってくれた、寺島の看護師としての職務だったのだと思うことにした。
ラッキーだったと思うことにしよう。


そうして寺島順子を忘れかけた4月、LINEの友達として突如、寺島順子が現れたのだった。

(ああ、この顔、寺島さんだよなー。)

そう思った祐樹は思い切ってLINEで話しかけてみることにした。
LINEに友達として上がってくるからには、少なくとも向こうは電話番号を登録していてくれるということだ。
だから話しかけるくらい大丈夫だろう、そう思った。

院内ではあれだけ事務的な寺島だったがLINEでは饒舌だった。
互いにあの日の強制排泄の話はしないまま、話はとんとん拍子に進み、そして今日、飲みに行こうということなったのだ。



(そこからすぐだもんなあ)

祐樹はチンポジを直しながら車窓の外を眺め、今日の出会いを思い出し始めた。。。

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2015/03/01

美人ナースと焼肉デートからのお誘い?



祐樹:僕がおごりますよ
寺島:無理しないでいいよ^^
祐樹:大丈夫、大丈夫。何がいい?
寺島:じゃあねえ。焼肉。ホルモン。
祐樹:えーそんなのでいいの?
寺島:好きだもん
祐樹:ワインとか言うのかと思った
寺島:ビール。ビール。お昼から。
祐樹:お休みなんですか?
寺島:そうそう。今日休みだからね。

祐樹は都内のお店をあまり知らなかったが、アメ横から少し入ったところの焼肉屋が昔、先輩に連れて行かれて安くて美味しかったのを思い出した。
そのお店を食べログで検索すると昼間からやっているようだ。
地図つきで寺島に提案するとすぐにOKをくれて、2人は15時に待ち合わせることになった。
祐樹が時間通りにお店に付くと、寺島は店の入口の前に立って待っていた。

寺島さん、お久しぶりです。
あ、祐樹君。ここで良かったんだ。
ここですここです。
ちょっと迷ってね。
お待たせしてすみません。
んーん
じゃあ入りましょう。

小さな個室になった部屋に通されると二人は向かい合って座った。
その店は人気店だと見えて15時だというのにそこそこ賑わっており、わいわいがやがやと人の話し声が聞こえるので、安心して話ができた。
二人は生ビールをジョッキで頼み、お店のお薦めの肉とホルモンを注文した。
ほどなくキンキンに冷えたジョッキが運ばれてきて、二人はグラスを合わせた。

カンパーイ

しばらくは祐樹の大学生活や耳のこと、寺島の勤務のことなどを話していたが、肉も2周目が終わった頃には、話はどうしてもあの日のことに及んだ。

あのー。あの日のこと本当にスミマセンでした。
あの日。あーあれね。んふふ。
誰にも言わないでくれたんですね。
言えないよー。あれは。あはは。

寺島は小島聖のように可愛らしいのだが、話してみるとお姉さんらしく、開放的な明るい性格だった。お酒のせいもあったかもしれない。

気持ちよかったの?ねー。ねー。
気持ちよかった、で、す、、、
凄かったもんね。あれ入院中ずっと禁欲?
はい。って恥ずかしいです。
うふふ

食べきれずに焦げた肉が網の端っこで煙を上げていた。
その煙に関わらず寺島が顔を突き出し小さな声で言った。

ねー。ねー。
はぃ。
今日もしたい?

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2015/02/28

ラブホテルに到着。あ、あの臭いがまた。。。



二人で焼肉屋を出てタクシーを拾った。
祐樹には上野あたりの土地勘がまったくなかったのでどうしようもなかった。

一番近いホテル。

それだけ言うと後はタクシーの運ちゃんにまかせた。
運ちゃんはミラーで二人を一瞥すると車を出した。
寺島がバッグから財布を取り出し、五千円札を抜くとそっと祐樹の手に握らせた。
祐樹と顔をあわせると、おどけたように口を突き出しちょっと首を振って笑った。
見栄を張って食事からタクシーとつないだが、大学生の祐樹が財政的に厳しいのは明らかだ。
寺島の気遣いだった。

タクシーはどこか分からない裏通りで泊まった。
目の前には長い壁が続いており、正面に赤いビニールで隠されたラブホの玄関が見えた。

1800円。

ぶっきらぼうに運ちゃんが言い、祐樹は五千円札を渡した。
何が気に入らないのか運転手はチッ舌を鳴らしてお釣りをよこした。
カチンとはきたが大学生の祐樹にはどうしようもない。
寺島が先に降りたのを追って、祐樹もラブホの玄関前に降り立った。

寺島が腕を組んできたので、祐樹は恐れながらラブホの玄関をくぐった。
何か頭がボーっとしていたが、ここは男がエスコートしなければと率先して足を踏み入れた。
外観はしょっぱいラブホだったが、中は近代的で部屋を選ぶパネルが大きく飾ってあった。

どれがいい?
んーと、これ。

寺島が指差した部屋は一番安いもので、泊まりでも一万円だった。
これなら例え泊まりでも足りる。祐樹は安心した。
と同時に、きっと寺島の気遣いなんだろうなと理解した。
さっきのタクシーといい、気を使ってくれる姉さんである。

エレベータに乗り、ランプの指し示す方に歩いていき部屋にたどり着いた。
祐樹がドアを閉めると、寺島がすぐに、んーっと口を尖らせた。
きっとキスをしてくれということだろう。
祐樹は寺島を抱きしめてキスをした。

小鳥のようなキスはやがて舌をねっちょりと絡ませた大人のキスに変わって行った。
お酒と焼肉とほのかにニンニクの香りがしたが、お互いに焼肉を食べてきたのだから、祐樹には気にならなかった。
祐樹は寺島の胸をまさぐった。薄手のニットのセーター越しに、寺島の付けたブラの感触がわかった。
そのブラは柔らかめの素材なのだろう。豊満な寺島の胸の感触も祐樹の掌には伝わってきた。
寺島は祐樹の腰に回していた腕を、祐樹の後ろ頭に持って行った。祐樹の頭をぐっと引き寄せ、更に深いキスを希望しているようだった。
ふんがふんがと鼻を鳴らしキスをしていると、祐樹の鼻腔にあの香りがほんのりと迫ってきた。

(腋臭だ。)

きっと寺島が腕を上げたために、脇の下に密閉されていたあの香りが開放されたのだろう。

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2015/02/27

美人ナースの告白。そんな過去があったんだね。



寺島が祐樹の頭に持っていってた腕を開放した。
どうしようと焦る祐樹の腕も解き、寺島は靴を脱ぐと祐樹から逃げるように部屋の中に入っていった。

結構、綺麗な部屋ねー。

ラブホテルにしては明るい照明に満たされたその部屋は、ロビーで見た写真よりも広く整っていて綺麗だった。
寺島に遅れて部屋に入った祐樹は、部屋を見て回っている寺島を追いかけることなく備え付けの白いソファに腰を降ろした。
寺島はそれを見ると「お風呂入るよね」とバスルームに消えていった。
祐樹が座っている部屋にもじゃーっと水音が聞こえてきたので、寺島は浴槽にお湯を貯め始めたのだろう。
しばらくすると寺島が部屋に戻ってきて祐樹の向かいの小さめのソファに離れて座った。

こっちへおいでよ。

祐樹が言った。寺島が眉を八の字に下げ困った小島聖の顔で笑った。

でも。私、匂うでしょ。
いや、そんなの・・・
ごめんね。分かってるから。お風呂はいるから。ごめんね。
そんなの。いいよ。おいでよ。

祐樹がテーブル越しに強引に寺島の腕を引っ張った。寺島はしぶしぶ立ち上がり祐樹の横に移動した。
寺島が祐樹の左に腰掛けると、祐樹は半身をひねって腕を肩に回し、再び、寺島とキスをした。
祐樹は寺島の鼻に自分の鼻をこすり合わせイタズラした。
寺島が笑った。

ん、もう。
そんなの気にならないよ。

祐樹は肩にかけていた手を下ろし、寺島のニットのセーターを脱がそうとした。

あ、待って待って。本当に。匂うの。
大丈夫。寺島さんのこの匂い嫌いじゃないよ。
あの時もそう言ってくれたもんね(///ω///)
そうだよ。

祐樹は鼻があまり良い方ではないため実際それほどには気にならなかったが、寺島がセーターの裾を押さえて服をめくられないように抵抗するので、強引に攻めるのはやめた。
でこを付け、たまに小鳥のようにキスをしながら会話を続けた。

女性だから気になるよね。
祐樹君、本当に気にならない?
んー。ちょっと香るかなって感じ。
そう。緊張したり興奮したりすると匂いがきつくなるの。
へえ。
初めて言われたのは高校のテストの時だったかな。
うん。
仲の良くないグループには”外人”って呼ばれてたし。
それっていじめってやつ? あ、待って。待って。
なに?
俺の頭洗ってたとき。あれって興奮してたんだ。
あ、ちがうよ。緊張。緊張。
興奮でしょ、本当は(笑)
き ん ち ょ う。
息荒くなってたよ。今日みたいに。
うー(///ω///)
でしょ。
・・・ちょっとだけね。
えーなんでー。
あーとか気持ち良いですとか言うから可愛くなって(///ω///)
えええ
なんか私がいじめてるみたいで。
で、興奮したんだ。
うん(///ω///)

これまでかなり年上に見ていた寺島が途端に幼く、可愛く見えた。


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2015/02/26

(おうっ。これが腋臭か。)



祐樹はどうにか寺島をベッドサイドまで連れて行くことに成功した。
寺島は枕もとのスイッチをいくつか試し、灯りを充分に落としてから服を脱ぎ始めた。
まずはセーターを脱ぎ、次にジーンズの前ボタンを外して窮屈そうな細身のジーンズを脱ぎ捨てた。
ストッキングを手早く脱ぐとシーツにもぐりこんだ。
寺島に手を出すこともなく、その行為を眺めていた祐樹は遅れて服を脱ぎ、灯りを少し戻すとパンツ一丁で同じくシーツにもぐりこんだ。

嫌いにならないでね。

シーツの中に隠れていた寺島が消え入りそうな声でそう言い、二人は手をつなぐとまだぬくもりのないシーツの中でちゅっちゅと何度もキスをした。
祐樹は寺島の首の下に腕を通し、横向きで抱き合う格好になると、寺島の顔を抱き寄せて再び濃厚なキスを開始した。
舌と舌が絡み合い、唇や歯茎さえも舐めあうような濃厚なキスで、ぐちゅぐちゅという音が二人だけの部屋に響いた。

祐樹はキスをしながら寺島の背中でブラジャーのホックを外した。
寺島の協力でブラの紐から片腕を抜くと、ボロンと弾力のある大きなおっぱいが腕の間からこぼれた。
寺島はおっぱいも大きかったが、乳輪も広くプツプツとしており、乳頭もボタンのように大きかった。
祐樹の目に飛び込んできた乳頭は、既に硬く尖り、それは十分な寺島の興奮具合を示していた。

寺島が身を起こしてくれて、祐樹はブラの残りの紐を抜き去ると寺島の胸に埋もれた。
祐樹はその硬く尖ったボタンにむしゃぶりつき、舌で転がした。

(ん。なんだ。ちょっと苦い。)

祐樹は知らなかったが、実は腋臭の元となるアポクリン腺は乳頭の周りにもたくさんある。
腋、胸、アソコなど、およそフェロモンと関連しそうな体の部位に、その汗腺は集中しているのだ。
そう。腋臭の人は腋だけが匂うわけではない。そうとは知らない祐樹は、乳首を舐めまくった。

あの、入院中に見ることしかできなかった、そして手コキで癒してくれた、いっぱい話したかった憧れの寺島の胸を、今、僕は、好きなように弄んでいるのだ。
こんな幸せはない。そんな気持ちだった。
祐樹はねちっこく舌を動かし、たまに乳頭を吸い上げ、押し、寺島の豊満なおっぱいをいじり倒した。
祐樹があまりに激しく胸にむしゃぶりつくものだから、一方の寺島順子も嬉しくて、性的に感じ始めていた。
なにせこんなに純粋に自分のことを好きだ、抱きたい、したいと体で表現してくれる若い雄とセックスするのは久しぶりだったからだ。
こんなに年上で、くさい私で本当に私でいいの?という自分が抱えたトラウマも、その興奮ぶりをいっそう高めさせた。

寺島はああーと声を荒げると、両腕で祐樹の頭を抱え込み、自分の胸の谷間にうずもれさせた。左右から迫る乳肉の壁で祐樹の頬は押しつぶされた。
両腋が一気に動き溜まった空気を放出したせいか、それとも胸の谷間の汗のせいか、その時、祐樹の鼻にクンッと香る一撃がきた。
シーツの中の攻防で体温が上がり、日頃、通りの悪い祐樹の鼻は一時的に通りが良くなっていた。
つまりいつもよりも匂いに敏感になっていたのだ。

(おうっ。これが腋臭か。)

だが最初の寺島の「嫌いにならないでね」の言葉が頭にこびりついていた祐樹は何も言わずに耐えた。
幸いに若くて勢いのある祐樹のペニスはまだ硬度を失っておらず、寺島に挿入したい一心でパンツの中で出動を控えていた。

祐樹は敢えて挑むことにした。寺島の左右の腕を掴むと寺島の頭の上で交差させ、それを片手で押さえつけた。
寺島は枕を頭にして目を見開き、おびえたような表情で自分を押さえつける祐樹を見つめた。

な、なに?

祐樹はゆっくりと寺島の腋に顔を近づけ、そして明らかにそれと分かるように寺島の腋を嗅いだ。
そして寺島を見つめる。今にも泣き出しそうな寺島の表情が可愛いと思った。
そして舌を出し、ゆっくりと寺島の腋を舐め始めた。
 
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2015/02/25

(スソガか。いや、絶対に負けられない。)



いや。

寺島は体を捻って逃れようとしたが、上から押さえつけた祐樹の力は強く、また股間に片足を差し込まれた状態では、腋を晒した無様な姿勢から逃れることはできなかった。
寺島がなんとか抵抗しようとするその間にも祐樹の舌は寺島の腋を舐め続けた。

(ガラムマサラか・・・)

最初は苦味が舌を刺し、まるで東南アジアの何かの香辛料を舐めているかのように感じた寺島の腋の味も、肌が段々とふやけ、祐樹の鼻が馬鹿になると、煮込みすぎたビーフシチュー程度に思えるようになった。
祐樹は続けて反対の腋も舐めた。顔を移動するときに寺島の表情を眺めると、目を瞑って真っ赤になっていた。
寺島はわずかだが鼻息が荒くなっていた。

全然、大丈夫だよ。

充分に寺島の腋を可愛がった後で祐樹が言った。寺島は本当に大丈夫かを確認して抵抗をやめた。
さらにぎゅっと抱きついても良いかを聞いてきた。腋の匂いが祐樹に移るのを気にしているようだった。

大丈夫。

祐樹が腕の拘束を解くと、寺島はおずおずと両腕を祐樹の背中に回した。そんな寺島が可愛らしく、祐樹も寺島を両腕で抱きしめると二人でぎゅぅっと抱き合った。
祐樹は少し顔だけを離し、鼻を寺島の鼻にくりくりとイタズラっぽく擦り付け、小鳥のようなキスをした。
なにか寺島の心が溶けたような気がした。

祐樹が寺島の体から抱き合った片方の腕を外すと寺島も解放してくれ、半身になった祐樹は再び寺島の乳首を舐めた。
乳にキスをし、寺島の腰に手を這わせながら徐々にシーツの下にもぐりこんでいく。
祐樹はいったん寺島の足元まで降りると、寺島のお尻の方から手をやりパンティを取り去った。寺島も腰を浮かせて協力してくれた。
軽い力で寺島の腿を持ち上げ、暗いシーツの中で寺島の蜜つぼと対面する形になった。
しかし、、、シーツで閉じられた狭い空間に解き放たれた蒸れたスソガの臭いは、祐樹のあまり良くない鼻でも分かるくらいに強烈であった。

(うお。これは。。。)

祐樹は一瞬気が引けたが、先ほどの流れからここで無理というのはできないと思った。ここでやめてしまっては寺島が可哀想過ぎるからだ。
祐樹はしばらくの間、指で寺島のビラビラを触り、開いたり、少しだけ膣口に指を入れたりしていたが、いよいよ思いを固めて息を止め、クリトリスに舌を這わせた。
何か驚くような苦味と痺れが舌先を襲った。祐樹は痺れる苦味のついた垢を舐め取っているような錯覚に陥った。

祐樹が幼いころ、おばあちゃんの家に遊びに行ったときに、キャンディの類かと勘違いをして、銀色の仁丹を大量に口に含んだことがある。
思い描いていたキャンディとは全く違う味と、まるで銀紙を口に含んだかのような異質な感触に驚き、口から仁丹を吐き出してしまったことがあった。
そのときに幼い舌に感じだ苦味と痺れの記憶が頭の中に蘇った。

(いや、絶対に負けられない。)

可愛らしい寺島を悲しませるわけにはいかなかった。祐樹は果敢にクリトリスとその周りを舐め続けた。
祐樹の思いが功を奏したのか、シーツの向こうでは寺島が鼻をすするような呼吸で感じ始めてた。
その時、祐樹の唇の中で、寺島のクリトリスが大きく膨らみ包皮から顔を出した。

薄皮のピンと張った寺島のクリトリスは小豆ほどの大きさがあり、皮からプリンと飛び出して完全に露出した。
祐樹は唇でそのクリトリスをついばみ、舌の先でクリクリと転がした。
寺島の左右の太ももがピク、ピクと不規則に反応し、イイ!とシーツの向こうから声が聞こえた。

寺島の掌が降りてきて祐樹の頭を抱え込み、ごめんね、ごめんねと言いながら股間に押し付ける動きをした。
ふいに寺島の腰が上下に動き始め、クリトリスをついばんでいた祐樹の顎が寺島のビラビラに埋もれた。
祐樹の口からは唾液が流れ、寺島の汁と混ざって、祐樹の顎はぐちゃぐちゃに濡れた。

ごめんね、ごめんね、う、うぅぅぅっ・・

と祐樹の頭は力いっぱい押さえつけられ、寺島の股間に埋もれた。
祐樹はシーツの中でスソガとまんこ自体の匂い、愛液と自分の唾液に埋もれ朦朧としてた。

(凄いな。なんか凄い。)

祐樹はわけも分からずそんなことを考えていた。

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2015/02/23

ふにゃちんをディープスロート



祐樹の頭を押さえる寺島の掌の力が緩んだので、祐樹はもう良いだろうと寺島のクリトリスから唇を離した。
カクン、カクンと寺島の腰が動いたが、祐樹の唇を追ってくることはなかった。
祐樹はシーツの中でこっそりと唇と顎をぬぐい、手に付いたぬめりをシーツでぬぐった。
口の中に残っていた唾液も寺島に分からないようにこっそりと吐き出し、これもシーツでぬぐった。

祐樹は、いよいよシーツから抜け出して、正常位の挿入体勢で、寺島のだらりと横たわった体と対峙した。
うっすらと明るいライトの下で眺める寺島の裸体は、祐樹の入院時に想像した以上の豊かなラインを描いていた。
目を瞑った小島聖のような可愛らしい顔の下には、すっと伸びる首から鎖骨にかけての綺麗な流れがあり
健康的に伸びる腕の間には、乳輪も乳頭も大きいがたわわに実ったスイカのようなおっぱいが横たわっていた。
そこからコーラの瓶のように滑らかなシェイプを描いて引き締まったウェストが続き、へこんだ腹筋にオヘソが見えた。
ウェストの手前には両膝が立っていて、白い、真っ白いきめの細かい肌から、薄くよく整えられた恥毛へと続いた。
丸見えの恥毛の下には、ライトの関係もあるのだろうが、赤黒い裂け目が怪しいぬめりの光を放っている。
暗くなって下のアナルまでは見えないが、クリトリスがぴーんと薄皮を張りライトを映して輝いていた。

祐樹は一瞬で寺島の体をねめまわし、この体勢からいよいよ挿入だと考えていた。流れからしても間違っていない。
しかし、祐樹の経験不足のせいか、それとも寺島のあまりの勢いに押されてしまったのか、祐樹のペニスは芯を失っていた。
ペニスの太さはそこそこのサイズを保っているものの、どうにも上を向いてくれない。もっと正直に言えば水平状態だった。
寺島は充分に濡れているから、このまま挿入できなくはないだろう。きっとむにゅうっと入れることはできる。でも中折れしたら・・・
まさかまんこの匂いにひるんだのかなんて思われたら、、、寺島が可愛そうだ・・・と祐樹は挿入を躊躇していた。
その時、快感に身を任せぐったりしていた寺島が、目を閉じたまま言った。

ゴム・・・。ね。ゴムは付けてね。

今この瞬間の気持ちはすれ違っているのだが、祐樹は一瞬、救われた気がした。
寺島が目を閉じたまま枕元に手をやり、ボードの上にあるはずのコンドームを探し始めた。
寺島はたまたまコンドームを探り当て、少しだけ身を起こして祐樹に手渡そうと目を開けた。

あ、あ、ゴムだよね。
あ、ごめんね。

二人の声は重なった。寺島が半立ちの祐樹の一物を見てしまった。寺島は一瞬に小島聖似の悲しそうな顔に戻り、こう言った。

ごめんね。

祐樹はまさに挿入寸前の膝立ちの体勢でいた。寺島は、そこをまるで猫が餌をねだる時の素早さで、祐樹の足元に移動した。
その動きは、すっと祐樹の左右から足を抜き体を起こして四つんばいの姿勢を整えると、祐樹の股間に忍び寄りペニスを手にしていたのだ。
そして、50%程度の硬度の、ある程度の大きさを保ったペニスを手に捕らえると、それを喉の奥深くまで飲み込み、咥えこんだ。

ごめんね。んぐちゅー。わたし、んぐ、ちゅ。わがままで。
ちゅぱ。ちゅぱ。祐樹君、うれしくて。んぐちゅ。ちゅ。

寺島は自分の気持ちを話しながら、半立ちのペニスを喉の奥まで飲み込み、喉の中にある鼻の奥に擦りつける様に、首だけでなく体を前後した。
硬度のない祐樹のペニスは寺島の喉の形なりに、寺島の奥へといざなわれた。それは唾液と胃液が混ざる愛のあるフェラチオだった。
祐樹はその全てを投げ出したような献身姿勢のフェラチオを灯りの下で眺めていた。喉の骨だか、何だか分からないごりごりが祐樹の亀頭をくすぐった。
顔こそ上げないが寺島の気持ちが自分にどどっと流れ込んできた気がした。
その感触だけでなく、コークのボトルのような寺島の腰と、栓抜きの形のような形をした真っ白なお尻が目の前で前後し、自分の半立ちのペニスを咥えているのが寺島だと思うと祐樹はたまらない気持ちになった。

先にも書いたように祐樹のペニスは50%の硬度だった。ある程度の血流は保ち興奮はしているものの、これは挿入体勢が整っていない芯のない状態だ。
それが急速に角度をつけた。あまりの勢いに、寺島の下の歯は祐樹のペニスの根元を少しかじり、慌てた祐樹のペニスの先端が寺島の喉の奥をえぐったくらいの勢いだった。

んがはっ。

喉の痛みに寺島が後ろに飛びのいた。ごめん、、、祐樹は寺島の頭を追って体を覆いかぶせ、それでも気持ちだけロマンティックなキスを続けながら、脇に置いてあったコンドームの袋を破って、器用にペニスにゴムをかぶせた。
匂いがどうとか、年が上とか下とか、もう関係がなかった。ちゃんとコンドームをかぶった祐樹のペニスが、ぐにゅりと寺島の中に入っていった。
 

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2015/02/22

吐精。二人はありえないようなセックスの快感に包まれた。



気持ち以上に気の入った祐樹のペニスを寺島はらくらくと受け入れた。表は既に乾いていたかもしれないが、膣の中はぬるぬるの状態だった。
一度膣の中に入ってしまった祐樹のペニスは寺島の中で更に大きさを増し、それは日頃の1.5倍くらいあったかもしれない。
そのペニスを、ゴム越しではあったが、寺島の肉ヒダはむにゅーっと包み込んだ。
互いの密着間は上がり、その気持ちよさから寺暇の膣の入口がぎゅぎゅっと締まるにつれ祐樹のペニスの硬度は一層高まった。
最初から性器の形が密着するカップルなどなかなかいない。しかし、まれな二人であった。少なくとも寺島はそう感じた。
寺島が意識してそうしたわけではないが、寺島の膣口が閉まり、祐樹のペニスの前半に血が集まると、祐樹のペニスは寺島の膣を中から押す形で綺麗に収まった。
寺島が咥え込んではなさいない状態である。

(ああ、すごい)

あまり女性経験のない祐樹はその快感におぼれた。
祐樹が正常射の常としてぐっと腰を入れると、ペニスの根元が寺島の大きなクリトリスを擦り、寺島は声をあげた。
それはぴったりと治まった二人の性器がまったく離れることもなく、寺島のクリトリスが強く膣方向へ引っ張られ、ピーンと張り切ったところに、祐樹の恥骨が上から押さえつけてくるイメージである。
祐樹には小豆大のクリトリスが自分の恥毛と擦れあっている新しい感触を与えた。
一方、寺島にはこれほどまでに激しい、生々しいセックスの記憶がなかった。というかそこまで冷静に判断できる状態ではなかった。
たまたま、遊びに誘ったはずの大学生。それはストレス解消程度の相手。なのに自分はここまで反応までして、膣は相手を離さない状態になってる。
というか、もう自分の意思に反して膣口の筋肉が収縮し、肉棒を逃がさないようにしている。
この棒が欲しい。たぶん、それだけが今、分かっていることだった。

気持ちが若干引いている祐樹は延々イクこともなくなく、棒の出し入れを続けた。
そのペニスは中折れしそうなという状態ではなく、きつい入口に搾り取られ、むしろ逆そりに近い状態であった。
一方、寺島は極限な状態にあった。

ここまで自分の匂いを受け入れてくれた人はいない。
だいたいが一夜限りか、変態ばかりだった。
祐樹君・・・祐樹君・・・

その気持ちが一層、膣口を締めつけた。寺島は腕を伸ばし、祐樹の体を抱え込んだ。足を上げ、祐樹の腰に回す。
寺島が足を腰に回したことで、祐樹の股間には若干の余裕ができた。
頭の周りにはなにか分からない匂いが充満していた。

(匂いじゃないんだ・・・ああ・・・寺島さん、可愛い)

寺島が足を腰に回して体の全てを開放したことで、祐樹のペニスは根元までずっぽりと寺島のまんこに収まるようになった。
それは暖かい布巾が祐樹の玉の付け根さえも覆ってしまいそうな、祐樹にとって経験のない気持ちのよさだった。
ず、ずちゅる、ぺったん。じゅる。ぺったん。とあらゆるものを飲み込みそうな音が部屋に響いた。

(こいつの中に全部埋めたい。金玉もまんこの中に・・・・)

半分錯乱状態で頭の中に妄想が蠢いていたとき、その頭の中の思いとは別に腰の神経が反射して一気に射精感がやってきた。そして若い祐樹はそれを抑えることができなかった。

あ、ああああ、あああああああっ

祐樹はこれまで射精時に声を出したことがなかったのだが、今回だけは思いがけず大きな声が漏れてしまった。それふだけ嬉しい射精だったということだろう。
祐樹は寺島の頭を両手で抱え込むように、それでも寺島の体を潰さないように、腹筋をぐっと使って体を浮かし、できるだけたくさんの精子を出せるように体勢を整え思いっきり吐精した。
遅れて寺島が痙攣し、二人はありえないようなセックスの快感に包まれた。

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2015/02/20

優しい後戯。二人の恋は始まったばかりだった。



しばらく抱き合った体勢のままでいたが、祐樹が少し腰を引き、それに伴って寺島が祐樹の腰から足を解いた。
祐樹は寺島の体を潰さないように片腕で体を支えながら、もう片方の手でコンドームの根元を押さえ、ペニスを寺島の蜜つぼから引き出した。
祐樹のペニスは芯を失っていたが、さほど小さくはなっておらず、まさにずるっと引き抜いた感じになった。
寺島が目を瞑ったまま、はぁ~と深く息を吐いた。大きなため息の後、右手を口元にやり小さな呼吸を繰り返した。
寺島の白くて細いお腹が不規則に動いていた。まだ痙攣をしているのかもしれない。
祐樹は枕もとのティッシュを取り、引き抜いたペニスの後処理に入った。
見るとコンドームには、寺島が本気で感じた証拠だろう真っ白い濃い目の愛液がこびりついていた。
祐樹はコンドームの精液溜まりにたまった精液をこぼさないように、上手にコンドームを外し、ティッシュにくるんだ。
そして自分のペニスも簡単に拭くと、寺島の横に転がった。
足元からシーツを引き上げ、寺島にもかけてやる。
寺島は立てていた膝を下ろした。

寺島がなかなか目を開けないので、祐樹は肘を立てて自分の頭をささえ、寺島の顔を眺めながら、もう片方の手で寺島の頬をなでた。
寺島が反応しなかったので、頬にキスをしてみる。
それでも寺島が反応しなかったので、鼻にキスをしてみた。
それでも寺島が反応しなかったので、鼻に噛み付いてみた。

うふふふ、ふふ。

途端に寺島が笑い始めた。目を開けて祐樹を祐樹を見つめる。
んーっと言って顎を突き出してきたので、祐樹は寺島の唇にキスをし、ほんの少しだけ舌を絡めた。


普通、セックスが終われば男は賢者タイムに入る。精液を放出してしまえば、途端に女そのものに興味がなくなる。普通はそういうものだ。
更には、なんでこんな女とやってしまったんだと落ち込んでしまったり、ホテル代が無駄、セックスそのものが時間の無駄だったと感じることさえあるのだ。
もしも、そうでない男がいるとすれば、それは恋に落ちたばかりの男だ。
そう、祐樹は今、まさに恋に落ちていた。
これまでに付き合ったどんな女性よりも寺島のことが可愛く思えていた。

一方、寺島も深く、深く愛情を感じはじめていた。
行きずりで遊んだ、または遊ばれただけの男とは違う。
可愛いからと寺島に近づいてきて、初めてのセックスが終わった途端に、帰ろう、別れようと言った男達とは違う感情を、寺島も祐樹に感じていた。

二人はベッドでいちゃいちゃと転がりあい、お風呂で体を洗いあい、そうしてその日は2度も愛し合った。
上野駅に戻るタクシーでは手をつなぎ、駅で別れる際は、流石にキスまではしなかったが、見つめあい、そして次のデートの話をした。
祐樹は寺島と離れるのが辛かった。しかし大学生である自分と違い、寺島には明日も仕事がある。
そう思って引止められなかった。

経験の少ない21歳大学生と、経験豊富な28歳ナース、二人の恋は始まったばかりだった。




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