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2015/08/13

初めての中出し。浩介はどう対処していいのか分からなかったのだった。



従順でセックスに積極的な女は可愛い。
年上の女を腕の下に組み伏すのも、男にとっては憧れに近いものがある。それが美人の先輩社員ともなれば尚更だ。

浩介のペニスは痛いくらいに勃起し、上原梢の膨らんで熱くなった肉壁を掻き分け、掻き分け、いよいよ頂点に達しようとしていた。
浩介が深く腰のストロークを打つたびに、うっうっと声を漏らす上原梢の目の端にも涙が浮かんでいた。
上原の遠慮ない嬌声を押さえるために、先ほどパンティを口に突っ込んでやったのだが、さすがに呼吸が苦しくなっているのかもしれない。

(俺ももうそろそろだし、うっ、うう、最後くらいはパンティ取ってやろう。)

浩介は上原に体を預けて、正常位で互いの腕を体に巻きつけしっかり抱き合うと、最後のスパートをかけて高速のピストンに移った。
上原の腰が浮き、浩介の金玉が上原のアナル付近を打つ。
パンッパンッパンッパンッと体をぶつけ合う音が部屋に響いた。
ビジネスホテルのベッドも軋み、もはや周りの部屋にはセックスしていることがばれているに違いないが、異様な興奮に包まれた浩介の頭では正常な判断も難しかった。

ああああぁぁぁあっぁ、もうダメだ
もう1、2ストロークでっ射精してしまうぅぅう

痺れる頭の中でそう感じた浩介は、右手を素早く回し上原の口からパンティを外してやった。

さっと腰を引いてペニスを逃がし
上原の腹の上に思い切り精子をぶちまけようとしたその瞬間!
大きく息を吸った上原が足をピーンと伸ばし
あろうことかその足を浩介の腰にぎゅっと巻きつけた。


上半身は腕で、腰は足でがっちり押さつけえられ、逃げようのない大好きホールドが決まった。

浩介は、あっ、あぁっ、と思ったが玉の奥から繰り出された精液は止めようもなく、最も量の多い1発目が上原の膣の奥深くでぶっ放された。
浩介がいくら腰を引こうとも抱きしめる上原の力には及ばず、2発目、3発目と続く尿道の収縮で浩介の精子は上原の膣内へと送り込まれていった。
浩介が快感の頂点を越え、あっという間に後悔の念に落ち込み始めても、上原はまだ腕と足で浩介を抱きしめ、あっあっあっと小さく嗚咽しながら腰の痙攣を繰り返していた。




あ、また出てきた。


浴室から出てきてパンティを履いた上原が独り言を言った。
その上原の姿を見ているのだが、浩介は椅子に座り返事もせずにただどんよりとしている。
そんな浩介を気遣ってか、上原が声をかけた。
井川遥に似た美人な顔も、浩介の態度にうんざりとしたのか多少ゆがんでいた。

だからー、たぶん大丈夫な日だと思うよ。
大丈夫な日?
そう。そんなに当たるもんじゃないから。
そうは言っても。。。

男の快感は射精がピークだ。それを過ぎれば途端に賢者のように冷静になってしまう。しかも中出しをしたとなれば、この先の人生設計まで考えてしまう。

俺は、会社の先輩、美人ではあるがバツイチ子持ちに中出しをしてしまった。
しかも大量に出し切ったぞ。マジで子供ができる可能性がある。
だけど恋愛じゃあない。こんなもんはただの成り行きだ。
成り行きでバツイチ子持ちと結婚か?

これは浩介を凹ませるのに十分であった。

悪いようにはしないから。
秘密・・・ですか。
それは、最悪、秘密にはできないかもしれないけどさ。
はぁ・・・
あのさーそんなため息つかないでよ。
でも・・・

煮え切らない浩介に、上原は気分を害したようだった。

なんだか私が悪いみたい。だったら私帰るね!

最初に一人でホテルの部屋に居るのが怖いと言ったのは一体なんだったのだろうか。
上原はさっさと部屋着を身に着けるとスリッパを履いて部屋を出て行ってしまった。
実際、俺を誘ったのも、腰を離さなかったのもお前じゃないか。と浩介は閉まるドアを睨み付けた。
だが言えない。言えるはずもない。
それは男としては言ってはいけない台詞だった。

これからのことを考えると浩介は暗澹たる気持ちになった。
初めての中出し。
浩介はどう対処していいのか分からなかったのだった。
 
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