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2008/08/17

諏訪湖のほとり-第2話

 
(´ー`)y-~~ 『愛と官能の美学』のShyさんからの投稿です。

ピンクの布の向うから、暖かくて柔かい感触が俊介の指に伝わった。
クロッチの中央を中指でなぞる。

「あぁ・・・だめぇ・・・」

俊介は調子に乗って、きょうこの腰をしっかりと持って、先程よりも指に力を加えた。
布の中央に1本の窪みができた。

「はぁ・・・やだぁ・・・恥ずかしい・・・」
「どう?ここ、気持ちいい?」
「うんうん、気持ち・・・いい・・・はふぅ~ん・・・」

きょうこの声が甘くなって来たと思ったら、俊介の指にも湿気が伝わり出した。

「あれ、きょうこ、もう染みができて来たよ」
「ああん・・・そんなこと言わないでぇ・・・」

俊介の指が適度な強さで、プツンと硬い豆のようなものがある場所を擦り始めた瞬間、状況は一変してしまった。
きょうこの身体に突然電流が流れ、バランスを崩してそのまま後部座席に転がり込んでしまった。
後を追うように俊介が後部座席に移動した。

俊介はきょうこを抱き寄せて、頬にそっとキスをした。

「愛しているよ・・・」

俊介が小声で囁いた。
わずかそれだけの言葉であったが、きょうこにとってはとても満足な一言であった。
きょうこも俊介の頬にキスをした。
俊介はその動作がきょうこの返事であるとすぐに解った。
二人は抱合った。
俊介は冷え切っているようだ。

「身体冷たいだろう?ごめんね、きょうこ・・・」
「ううん、大丈夫…私が温めてあげる・・・」

俊介の体温が同化していくひととき・・・
気持ちまでが同化していく・・・

長い抱擁とキスで俊介の冷えた身体はかなり回復した。

「ありがとう、かなり温まったよ」
「そう?良かった・・・」
「僕の膝においで・・・」

俊介の頑丈な膝の上にきょうこは座った。
再びキスを交わした時、きょうこは俊介に男の香りを感じた。
俊介はきょうこの首筋に掛かった髪をかきあげながら、熱いキスをする。

「あぁ・・・だめぇ・・・そこはダメぇ・・・」

身体が独りでに感じてしまう。

雪が津々と降り積もる。
クルマのウィンドウにも降りそそぎ、外が見えなくなってしまった。
外界と隔離されたような狭い世界・・・
僅か4.5m×1.8m程度の箱の中・・・
きょうこは二人だけの世界を見出したような歓びに満たされた。
まるで時計の世界・・・

(いつまでもずっとずっと、このままでいたい・・・)

そんな想いに浸りながら、俊介の激しいまでの愛撫に酔いしれる。

(身体が溶けてしまいそう・・・)

きょうこはふと尻に硬いものを感じた。

「あぁ・・・俊介・・・硬くなってる・・・」


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