月曜の朝、健太の周りには人の輪ができていた。
健太が何か言うたびにどっと笑いが起こり
おっさんも若い者も遠慮なく突っ込みを入れた。
いや、それが凄い女でのー。
最初あそこのしまりが今一かと思うちょったら
肉のヒダがわしのポコチンにこうウニョウニョッと絡みつくんよ。それで中も凄い熱くてのー。ピクピクしてから
あんなんは、わしこれまで経験ないわ。
それで最後はキテキテー言うから
中で出してしもうたんじゃ。
健さん、なんでキテキテーだけ女の声なんか(笑)
いや、ほんまにそんな声しとったんよ。
中出しってモリケン、相手は人妻じゃろーがや(笑)
それでも、ええっちゅーんですけー。
健さん、ほんとワヤするけのー。
また皆がどっと笑った。
ちょうど健太の話が一区切りついたところで洋二が部屋に入ってきた。
入り口に向かって座っていた健太が声をかけた。
おお、洋二。こないだの話し…
あれ、洋二お前どうしたんか。
あおじができとるやないか。
何人かが洋二に声をかけた。
確かに、洋二の肘には包帯が巻かれ、半袖から見える腕には青あざができていた。
いえ、ちょっと喧嘩で…
洋二は口を濁したが、喧嘩と聞いて皆が気色ばんだ。
なんてや。
いつや。
誰としたんか。
相手わかっちょんか。
皆が一斉に洋二に向かって叫んだ。
誤魔化そうとしたが喧嘩という理由は逆に失敗だったようだ。
すんません。嘘です。
おい、洋二。ちょっとこい。
健太が洋二を呼び、皆の真ん中の席に座らせた。
なんがあったかゆうてみい。
洋二は観念して、薬を入れたこと、
愛子をホテルに連れ込んだこと
そして金玉を殴られ、灰皿でぼこぼこにされたことを話した。話の流れでシャツの脇をめくり腰の青あざも見せた。
お前、あの細い子に、きん、金玉殴られたんか(笑)
悪いことするけーこーなるんよのー。
馬鹿じゃー、こんなん。
やいとじゃ。やいと。
健太はプルプルと笑いを堪えていたが、抑えきれずに吹き出した。
同じく皆笑っていたが、笑いながら洋二の頭を張り倒した。
今度の件で2度目のぼこぼこである。
暖かく厳しい先輩方の鉄拳制裁に、もうつまらん悪戯はやめよう
心の底からそう誓う洋二であった。
(広島編 了)
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