ふと目が覚めると愛子は薄暗い部屋で横になっていた。
ふわふわした感触からはベッドの上なのだろう。
私の部屋?…じゃないな。
天井に丸い小さなスポットライトが点いていた。
しっかりしない頭から記憶を手繰ろうとしたとき
股間に違和感を感じた。
寝ぼけ眼のまま股間を見やると自分の白いブラが見えた。
ブラ越しに膝が立てられ、その間をうごめく頭が見えた。
あ、いや
と思ったが体がだるくて愛子は大きく動けなかった。
代わりに、ああ…と声が出た。
あ、ごめん。起きた?
洋二が股間を弄ることをやめ枕元に登ってきた。
洋二は服を着ていた。
愛子は無理をして首を起こし自分の股間を見やった。
花柄のワンピースは既に剥ぎ取られていたが
ブラとパンティは着けていた。
愛子は安堵からふうと枕に頭を落とした。
洋二は愛子の横に寝そべると大丈夫?と聞いてきた。
大丈夫っていうか、なんでここに居るんですか。
だって愛子ちゃん、起きなくて大変だったんだよ。
えー。ちょっと…分かりません。
居酒屋で飲んだじゃん。
はい。
で、そのあと4人でカラオケに行って。
…
行ったよ? 覚えてない?
なんとなく。
愛子ちゃん寝ちゃうし。陽子ちゃん消えちゃうし。
陽子ちゃん消えたんですか?
健さんとね。
ひどい
カラオケの時間来て放って帰れないしさ。
すみません
なんとか立たせてタクシーでね
すみま…え、でもなんで裸なんですか。
自分で脱いだじゃん。吐きそうって。
吐いたんですか。
いや吐いてないけど。着替え取りに行ったら寝てた。
え、でもさっき見てた
あーそれは見た。だいぶ時間あったからね(笑)
洋二が抱きついてきた。
愛子が胸を隠そうとするより早く腕が押さえられ、愛子の唇が奪われた。
銀紙を噛んだような煙草の臭いが愛子の鼻腔をついた。
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