シャワーを浴び終えた前島詩織が、ホテルに備え付けの薄っぺらな浴衣で浴室から出てきて「課長もシャワー浴びてきませんか」と促してくれた。
「そうだな」と答えて脱衣所でシャツとズボン、パンツを脱ぎ捨てシャワーを浴びた。
正直、そんな余裕があったのかどうか、自分でも分からない。
少し温めのシャワーを浴びている最中もペニスは最大級の勃起を維持したままだった。
高橋が、首から下、脇や肛門、もちろんペニスや金玉も綺麗に洗って脱衣所に戻ると、脱ぎ捨てた衣服が消えていた。
しまった!やられた!と思い、ざっと体を拭いて浴衣を着ると高橋は慌てて脱衣所を飛び出した。
部下だと思って油断した。持ち逃げか、美人局か、それとも!!!
脱衣所を飛び出し周りを見渡すと、高橋のシャツやパンツはサイドボードの上に綺麗にたたまれており、ズボンにいたっては背広に並べてハンガーにかかっていた。
きょろきょろ周りを見渡し薄明かりのベッドに目をやると、前島がシーツに潜り込んでいるのであろう人型の膨らみが見えた。
高橋は安堵のため息をついてソファに座ると、残りのエビアンを口にした。
(なんだよ。寝たか。)
と高橋が思った瞬間、「課長」という小さな声が聞こえてきて、しかもその声は言外にベッドへ来るようにと誘っていた。
実は慌てふためいていたこの時点でも、高橋のペニスは硬度を失っておらず、反り返って腹につきそうな勢いであった。
高橋自身、こんな勃起は久しぶりであった。
高橋はふらふらと声に誘われるがままソファを立ち、ベッドへと向かった。
高橋は前島と逆の側からシーツに潜り込んだ。
少しシーツをめくったときに、前島の首から上が見えた。
前島はもはやホテルに備え付けの浴衣を脱いでおり、綺麗な鎖骨のくぼみが見えた。
顔はこちらを向いており、大きな瞳が正面から高橋を見つめていた。
こちらが恥ずかしくなるくらいの真っ直ぐな視線であった。
高橋がシーツの中で浴衣を脱ぎ終わると、シーツの奥に埋もれていた前島が顔を出してきた。
高橋が体をひねって横を向くと、二人は吐息すら感じられる距離で正対した。
高橋は何か言おうと思ったのだが何を言っていいのか分からず、それでもなんとか「いいのか?」とだけ言った。
前島は高橋の唇に人差し指を当て、黙ってのサインを作ると「いいんです」とだけ答えた。
高橋には前島詩織が笑っているように見えた。
それが合図になり二人はキスをした。キスはすぐに舌を絡めあう濃厚なものになり、二人は横向きに体を密着させた。
抱きしめるだけで胸の膨らみがあたる気持ちのいい体だった。前島の足が高橋の股を割って入ってきて激しく絡み合い、その足の感触から高橋は前島が既にショーツを脱ぎ捨てていることを知った。
互いの唾液を交換するようなねっとりとしたキスを繰り返し、前島の可愛らしい唇からは吐息が漏れた。
美人は吐息すら良い香りなんだなあと思ったのを高橋は覚えている。
会社の部下だ。いけない、いけない、いけない。そんな気持ちは高橋の心の奥底にわずかにあった。
しかし、互いの脚をからめ、さらさらの若い肌に触れた今、そして前島詩織の好き好き光線を鼻の頭が触れそうな距離で受けた今、高橋に罪悪感や後悔の念はなかった。
ただ今はこの体に溺れたい。勃起したペニスが前島の若い引き締まった腹に当たり、高橋は我を忘れた。
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