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2015/02/27

美人ナースの告白。そんな過去があったんだね。



寺島が祐樹の頭に持っていってた腕を開放した。
どうしようと焦る祐樹の腕も解き、寺島は靴を脱ぐと祐樹から逃げるように部屋の中に入っていった。

結構、綺麗な部屋ねー。

ラブホテルにしては明るい照明に満たされたその部屋は、ロビーで見た写真よりも広く整っていて綺麗だった。
寺島に遅れて部屋に入った祐樹は、部屋を見て回っている寺島を追いかけることなく備え付けの白いソファに腰を降ろした。
寺島はそれを見ると「お風呂入るよね」とバスルームに消えていった。
祐樹が座っている部屋にもじゃーっと水音が聞こえてきたので、寺島は浴槽にお湯を貯め始めたのだろう。
しばらくすると寺島が部屋に戻ってきて祐樹の向かいの小さめのソファに離れて座った。

こっちへおいでよ。

祐樹が言った。寺島が眉を八の字に下げ困った小島聖の顔で笑った。

でも。私、匂うでしょ。
いや、そんなの・・・
ごめんね。分かってるから。お風呂はいるから。ごめんね。
そんなの。いいよ。おいでよ。

祐樹がテーブル越しに強引に寺島の腕を引っ張った。寺島はしぶしぶ立ち上がり祐樹の横に移動した。
寺島が祐樹の左に腰掛けると、祐樹は半身をひねって腕を肩に回し、再び、寺島とキスをした。
祐樹は寺島の鼻に自分の鼻をこすり合わせイタズラした。
寺島が笑った。

ん、もう。
そんなの気にならないよ。

祐樹は肩にかけていた手を下ろし、寺島のニットのセーターを脱がそうとした。

あ、待って待って。本当に。匂うの。
大丈夫。寺島さんのこの匂い嫌いじゃないよ。
あの時もそう言ってくれたもんね(///ω///)
そうだよ。

祐樹は鼻があまり良い方ではないため実際それほどには気にならなかったが、寺島がセーターの裾を押さえて服をめくられないように抵抗するので、強引に攻めるのはやめた。
でこを付け、たまに小鳥のようにキスをしながら会話を続けた。

女性だから気になるよね。
祐樹君、本当に気にならない?
んー。ちょっと香るかなって感じ。
そう。緊張したり興奮したりすると匂いがきつくなるの。
へえ。
初めて言われたのは高校のテストの時だったかな。
うん。
仲の良くないグループには”外人”って呼ばれてたし。
それっていじめってやつ? あ、待って。待って。
なに?
俺の頭洗ってたとき。あれって興奮してたんだ。
あ、ちがうよ。緊張。緊張。
興奮でしょ、本当は(笑)
き ん ち ょ う。
息荒くなってたよ。今日みたいに。
うー(///ω///)
でしょ。
・・・ちょっとだけね。
えーなんでー。
あーとか気持ち良いですとか言うから可愛くなって(///ω///)
えええ
なんか私がいじめてるみたいで。
で、興奮したんだ。
うん(///ω///)

これまでかなり年上に見ていた寺島が途端に幼く、可愛く見えた。

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