祐樹:僕がおごりますよ
寺島:無理しないでいいよ^^
祐樹:大丈夫、大丈夫。何がいい?
寺島:じゃあねえ。焼肉。ホルモン。
祐樹:えーそんなのでいいの?
寺島:好きだもん
祐樹:ワインとか言うのかと思った
寺島:ビール。ビール。お昼から。
祐樹:お休みなんですか?
寺島:そうそう。今日休みだからね。
祐樹は都内のお店をあまり知らなかったが、アメ横から少し入ったところの焼肉屋が昔、先輩に連れて行かれて安くて美味しかったのを思い出した。
そのお店を食べログで検索すると昼間からやっているようだ。
地図つきで寺島に提案するとすぐにOKをくれて、2人は15時に待ち合わせることになった。
祐樹が時間通りにお店に付くと、寺島は店の入口の前に立って待っていた。
寺島さん、お久しぶりです。
あ、祐樹君。ここで良かったんだ。
ここですここです。
ちょっと迷ってね。
お待たせしてすみません。
んーん
じゃあ入りましょう。
小さな個室になった部屋に通されると二人は向かい合って座った。
その店は人気店だと見えて15時だというのにそこそこ賑わっており、わいわいがやがやと人の話し声が聞こえるので、安心して話ができた。
二人は生ビールをジョッキで頼み、お店のお薦めの肉とホルモンを注文した。
ほどなくキンキンに冷えたジョッキが運ばれてきて、二人はグラスを合わせた。
カンパーイ
しばらくは祐樹の大学生活や耳のこと、寺島の勤務のことなどを話していたが、肉も2周目が終わった頃には、話はどうしてもあの日のことに及んだ。
あのー。あの日のこと本当にスミマセンでした。
あの日。あーあれね。んふふ。
誰にも言わないでくれたんですね。
言えないよー。あれは。あはは。
寺島は小島聖のように可愛らしいのだが、話してみるとお姉さんらしく、開放的な明るい性格だった。お酒のせいもあったかもしれない。
気持ちよかったの?ねー。ねー。
気持ちよかった、で、す、、、
凄かったもんね。あれ入院中ずっと禁欲?
はい。って恥ずかしいです。
うふふ
食べきれずに焦げた肉が網の端っこで煙を上げていた。
その煙に関わらず寺島が顔を突き出し小さな声で言った。
ねー。ねー。
はぃ。
今日もしたい?
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