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2005/10/04

不倫



今だと不倫って言葉に特に感慨もありません。
時代のせいなのか、
僕が汚れちゃったせいなのか…




かなり昔の話になるけど、思いもかけず不倫を体験してしまった。
その時のことを書いてみようと思う。
彼女の名は美穂。
細身で美人で、
だけど口元に得体のしれない淫靡さを持った女性だったよ。



その頃の僕は体がなまっていたので、
暇を見つけてはスポーツクラブに通っていたんだ。
午前中に仕事で外に出た時なんかも、急いで戻る用事がなければ、
大抵ジムによって一汗かいていた。

そんなある日、
いつものように仕事をさぼってウェイトトレーニングをしていると

「スミマセン、この機械ってどうやってやるんですか?」

と女性が声をかけてきた。
なにやら年上の姉さん風の人だ。
運動中の僕は修行僧のようにストイックな気分なので、
見りゃ分かるだろと思ったが、流石にそれは言えなかった。

「正式なやり方はインストラクターに聞いた方が良いですよー。
 間違った使い方をすると筋肉痛めますから」

と自分のトレーニングに集中し、
ひとしきり汗を流した後プールへ移動した。




午前中のクラブは人が居ないからいいんだ。
コースの端で体を浮かべ、充分に筋肉を弛緩させた後、
体をほぐすためにゆったりと泳ぐ。
やや眠くなるくらいリラックスした後にサウナに行くと、
先程の女性が入っていた。
他に何人か人も居るが静かな雰囲気だ。
先人が徐々にサウナを出てゆき、
とうとう僕と彼女だけになった時、その沈黙を彼女が破った。

「さっきはごめんなさい、お邪魔でしたね」

僕は「いえ」と曖昧に答えた。
顔を上げ彼女を見るとなかなかの美人、
街で見かけても声をかけるだろう範疇だ。

ただ、競泳用水着から伸びる肢体があまりにも細いのが難点かな。
次の会話もなくなんとなく彼女を見ていると、
彼女は「よく来られてるでしょ」と再び話を振ってきた。
「ええ、時間があるときは」
うーん、サウナはもういな。
頭が呆けてきた。



ふと思い立って「良かったらお昼を一緒にしませんか」と僕は誘った。
まったく何の脈絡もないまま、
一人で食事するより二人の方が楽しいだろう程度の考えでだ。
仮にふられたところで密室だし、
別に目の前の女性に食事を断られて恥ずかしがるような年でもない。

彼女は少し驚き、少し考え「いいですよ」と答えてくれた。

クラブに備え付けのレストランが中二階にあったので、
僕らは20分後にそこで待ち合わせることにした。
冷たいシャワーを浴びて汗を押さえ、
髪を整えてスーツ姿に戻った僕は二階へ向った。

レストランに着いて見回すと、
彼女は既に窓際の席に座って待っていた。
僕を見つけた彼女は小さく手を振り、僕を席に招いた。
席に着くとすかさずウェイターがミネラルを持ってやってくる。
本当はビールを注文したいのだが、
昼間からそういう訳にもいかないだろう。
僕らはウェイターお奨めのダイエットメニューを選択し、
料理が出てくるまでたわいのない話を楽しんだ。


メインの料理は、
細かくすり潰したパン粉を少なめの油で揚げたササミのフライで、
横に梅を使った酸味のあるソースが添えられていた。
彼女はそれを付けながら皿の上に汚れを残さないよう綺麗に食べていった。
上手く言えないけれど、ナイフとフォークに慣れた感じ。
きっと骨付きの魚でも彼女は綺麗に食べるんだろう、
そう思わせる手つきだ。
食事をとりつつ改めて正面から眺めると、
彼女はなかなかに優雅な人だった。
着ているものも白のブラウスに花柄をあしらった
薄いブルーのフレアスカートと
清楚な感じで良いとこのお嬢さん風なのだが、
薄めの唇とやや締りのない口元だけが
淫猥さをかもし出している。

勿論、そんなことは口にせず、
僕らは快適な昼食を時間をかけてゆっくりと摂った。




僕が午前中にクラブに寄った時には、殆どの場合彼女がいて、
そんな時、僕らは当然のように食事を一緒に摂るようになっていった。
またその頃には、ある程度の身の上話も終わり、
電話番号の交換もしていた。

そんなある日曜の朝、まだベッドの中でまどろんでいるところに携帯が鳴る。
美穂からだった。
理由は分からないがかなり切迫した感じだ。
彼女は兎に角逢いたいから来て欲しいの一点張りで、
洗濯以外に別にこれといった用事もなかった僕は、
彼女の指定した僕のマンションからは30分以上もかかる距離の
橋のたもとの公園駐車場へと向った。


彼女の車を見つけ、車をその横に滑り込ませる。
彼女はおいでおいでをして、僕を車に招き入れた。

「良かった。来てくれて」

すぐさっきまで泣いていたかのように、彼女の鼻は赤く、
瞳も脹れていた。
僕はあえて呼び出された理由も聞かず、
曖昧な笑みを返しそのままシートに深くかけて、
彼女が話し始めるのを待った。

美穂は続けて「呼び出してごめんね」と言ったが、
それ以上は何も話そうとしなかった。

何分かの沈黙の後、彼女はイグニッションをひねり、
車をゆっくりと発進させた。
彼女の沈黙と謎の行動に僕は「どこに行くの?」と聞いてみたが、
その答えはなかった。



15分も走ったろうか。
着いた先はいわゆるラブホテル・・・
まあ、よくある話しだし、彼女が相手であれば別に異存はない。



「お風呂に入ってくるね」
先ほどまでの涙はいったい何だったのか、
ホテルに入ると彼女は途端に積極的になった。
僕はと言えば、腹は決っていたものの、
なにやら状況が読み込めないために落ち着かなかった。
取り合えず冷蔵庫からビールを出し、
備え付けのカウンターで一人飲んでみる。

しかしシャワーを浴び、バスタオルに包まれて出てきた彼女に
グラスを奪われてしまう。
白い首筋がほんのりと赤く上気している。
ビールをぐっと飲み彼女は言った

「ねえ、女性のオナニーって見たことある?」

はぁ?ちょっと引く。
いや実はあるのだが、
なんだか意味が分からない。

曖昧な表情で答えずにいると、彼女は一人でベッドに移り
「見せてあげる」とバスタオルの前を開いた。
細いが均整のとれた体だ。

彼女はこちらにお尻を向けて四つん這いになり、
そのおしりをひときわ高く持ち上げると、
右手を秘所に持ってゆき、
貝の結合部の頂点を掌でもみはじめた。

僕はストールに腰掛けたまま、
ぼけーっと彼女の姿を眺めていた。

女性の二面性には驚かないつもりだが、
いきなりオナニーを始めるのもどうなんだろうなぁ・・・

彼女の手は次第に速度を速め、
揉むというよりは指で筋をなぞるようになったいった。
たまにクリトリスを指で引っかけ、押し付けるようにまさぐっている。
息が荒くなったいた。



たまらなくなった僕はそっと後ろから近づき、アナルを舌で刺激した。
「あっ」驚きの声が上がるが、
僕はお構いなしに彼女のお尻を両手で固定し、
ドリルのようにアナルを刺激した。

感触に集中するためか、彼女の手が止まる。
僕の左手がその代役を果たした。
そして右手の中指をそっと彼女自身の中へ・・・
かなり無理な態勢だが今しばらくは彼女に楽しんで貰うことにしよう。


彼女の反撃が始まる。
体勢を入れ替え向き合うと、
彼女はベッドに座りまだベッド脇に立っている僕の股間に手を伸ばした。
そして僕の股間に頬を擦りつけた。
半開きの口元がそそる。
本当はシャワーを浴びたかったのだが、
僕はそのままの流れに任せることにした。
そんな気持ちを察したかのように、
彼女は僕のベルトを外し始め、
ファスナーを降ろした。

僕のパンツが現れると彼女は布ごしにまた頬擦りをした。
そして布切れなどお構いなしに僕自身を含み、
唇をすぼめて刺激した。
なかなか新しい感触だ。


彼女は僕を横にさせると、
やっと怒張したものを引きずり出し、
舌先でしばらく遊んだ後に、
おもむろにそれを口に含んだ。

テクニックもさることながら、
彼女が目線を僕に向け反応を伺っているのがとても刺激的だ。
新しい舐め方をしては潤んだ瞳を僕に向け
「どう?」と言わんばかりに睨む。

僕の肉棒はみるみる彼女の唾液にまみれ、
赤黒くてかっている。

その先を咥えたまま、彼女は僕を見つめている。
卑猥な口元。
「中に出していいよ」と彼女は頭を振る速度を速め、
やや強く吸い始めた。



小手先の業で、手に逃げないところが本当に好きなんだなぁと思わせる。
程なく僕は彼女の口の中に果てた。
彼女はごくんと飲み込んだ後、それでも口を離すことなく、
舌で僕の肉棒の先の合わせ目にそって動かしては、
弱めにチュっと吸った。
行き尽くした後で敏感になってる僕は、
その度にビクッと体を振るわせた。

彼女がズゥーと強めに吸い込み、僕のものから口を離した。
その時にこぼれ出た僕の精液が彼女の下唇を濡らしていた。
僕の魂までも吸い込まれたようだった。



一服して、一緒にお風呂に入り、
ベットの上でいちゃいちゃしてから僕は言った。
「今度はちゃんとしよう」また永い時間が始まる…




後で聞いた話では、
旦那さんの浮気が分かって自暴自棄になってらしたようです。
世の中の奥様も「女」なんだなあと認識した若かりし日の僕でした。
しかし、あのテクニックで抜かれても他に浮気できるとは。。。
旦那さんもなかなか豪の者だったんでしょうねえ。 
 
 
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コメント

非公開コメント

こんにちは。
ayaと申します・・・。
不倫経験ですかぁ。
女性が腹を決めて行動に移すと早いですよぉ。
女は下半身ではなく脳で行動するから
指示が的確に身体に反映されると思ってます。
私も最近何だか不倫・・・。
というか気付いたら既婚者かぁ・・・。
という人に目を奪われがちだったので
何だか読み入ってしまいました。
コレからも絡んでくれたら嬉しいです。

ayaさん、こんばんは。はじめまして。コメント嬉しかったです^^ありがとうございます。
> 女は下半身ではなく脳で行動するから
> 指示が的確に身体に反映されると思ってます。
ですよねー。実はこれを書いたのはかなり昔で・・・今だとうんうんとうなづけます、えへへ。ところでayaさん、Hなブログさんつながりでブログの方にはお邪魔させて頂いてました。これを機会に相互リンクいかがですか^^

 お久しぶりです。「高架橋の暗がりで」管理人のRaadayです。
 以前は大変お世話になりました。今年の投稿活動の山場を抜け、時間ができましたので、またこちらの世界に戻ってきました。やめたのやめた宣言になりますが、復活しました。なんとも笑いを誘う復活になりますが、またよろしくお願いします。
 こちらからはリンクをさせて頂きます。
 お、トラフィックが期待できるぞ、と思われた頃にリンクの末席に加えて頂けたら光栄です。
 ちなみに不倫。
 いや、この場合は女性の自暴自棄さは、自傷に近いものと思いますが、激しいですよね。自傷といえばリストカットですが、リストだけに飽きたらず全身を切り刻んだ写真などを見たことがありました。不倫に始まる心の空虚感、深いのだろうけれど、奥行きのない、偏狭さを感じた次第です。……あれ、なんかモードの切り替えがうまく行ってないようです(^^ゞ 難しいことは考えない考えない。

Raadayちゃんお帰りー。今度は一位渡さないからなーw
テカ(´ー`)y-~~ マ、ノンビリ イコウゼー

不倫・・・。私もしましたよ。3年くらい前、2年間くらい続きましたね・・・。ッて言っても、彼はほぼ離婚寸前でしたけどね。
奥さんの方が、「子供が高校を卒業するまでは離婚しない」って言ってて、彼と私は同居をしてました。
心の中で「不倫はいけない。」「奥さんのことを知らなくても直接は何もしてなくても傷をつけてる。」って心の中で思ってたから少ししんどかったですね・・。一方で「好きになっちゃったんだから仕方がない!」「離婚寸前なんだし、どうでもいいじゃん!」とも思ってました。若かったんでしょうがね(笑)
私は、どんなに好きでももう、一生不倫はしないですよ!誓います!!!

人の数だけ物語がありますね。匿名さんも色々とあったと思いますが、終わってしまえば、みな良い思い出です。
ポジティブ シンキーング(´ー`)y-~~ ネ

こんばんは初めまして^^
不倫ってなんなのかな?ってたまに思います
好きになって既婚者が付き合うのが不倫?
割り切って お互いの家庭を壊さずにするのが不倫?
どちらにしても女性が決意を固めた時は本当に行動が
早い気がします
不倫にも はるおさんが言うように
いろいろな形がありますね~と思って読みました(^^ゞ

purumeriaさま はじめまして。
国語辞典によれば不倫の定義は「道徳に反すること。特に、男女の関係が人の道にはずれること」だそうです。ちなみに道徳は「ある社会で、人々がそれによって善悪・正邪を判断し、正しく行為するための規範の総体」だそうで。石田純一さんが『不倫は文化だ!』と叫んで久しいですが、今は規範も随分と緩んできているようですから、果たして不倫をもはや不倫と呼んで良いのかどうか・・・というわけで
この道をゆけば どうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏みだせば そのひと足が道となり そのひと足が道となる
迷わずゆけよ ゆけばわかるさ
ありがとー!!
といったところでしょう(意味不明)

:『不倫』ってな言葉が、そそりたちますね!。たった一度の人生ならば、一度はしてみたいな!!:
・そんな彼女を募集中で~す♪!(笑;;)
いや、真剣にですぞ・
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