なんで俺の部屋でオナニーなんだ。
秘密の共有という言葉に安心したのか婦人は喋り始めた。
帰ってこないと思ってたから。
なんで。
お葬式なんでしょ。
なんで知ってる。
うちの人のカレンダーに書いてあったのよ。
会社のことが?
んーん。ここのマンションに入ってる人の予定。
予定が?
うん。よく抜き打ちに来るでしょ。
ああ、たまにな。
自分の持ち物だから綺麗かどうか気になるみたいだけど
だろうな。
あれあの人の趣味なのよ。
へえ。
他にやることないの。きっと。
あるだろ。社長なんだし。
二代目で営業も実務も無理だし、経営者としても軽く見られてるでしょ。
ああ。禁煙令とか部長連中にぼろかすに言われてたな。どうでもいいとか。
そうなの。だから自分で管理できるこのマンションには細かいのよ。
なるほどね。
家のことも一々うるさいけどね。
奥さんにも?
私にはお金の使い方とか掃除とか食事も。子供には勉強のこととか。
細かい?
ちっちゃいのよ。男が。
嫌いなんだ。
嫌いじゃないけど、
分かれりゃいいじゃん。
子供に父親は必要でしょ。
金もだろ。
男の魅力はなくても家族なの。
だから、セックスもしない。
セックスは随分前からしなくなったわ。
浮気は?
浮気はしない。
はっはっは。それでバイブだ。
婦人がキッと睨んだ。
順三は目線を逃がすために少しだけ腰を振った。
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