よりによってなんでこんな女だらけなんだ!!
最悪のエレベータに乗り込み、ドア側を向く。
後から乗ってくる奴のことなんか知ったことか。ここが俺の立ち位置だ。
そして股間の前に鞄を置くことも忘れない。このポジションでこれ以上、女が乗ってこないことを祈るのみだ。
速攻で閉じるボタンを押して2秒、3秒。
女子の姿が視界に入らなければ大丈夫かとも期待したが、やはりダメなようだ。
女の匂いかフェロモンかそんなものにも反応するようで、俺の陰茎はまた痛いほどに膨らみ始めた。
そもそも俺は若い子のシャンプーだか化粧だか香水だか分からない、あのむっとするような香りが好きだ。
セックスまでいかないにしても、後ろから抱きしめて、2時間くらい女の髪の香りを嗅いでいるだけで幸せになるタイプなのだ。
元々、体がこんな状態じゃなくても、エレベータという閉空間で小勃起くらいはする変態だ。
いや間違った。俺は変態なんかじゃない。男ならだれでもそうだろう。そうだ。そういうものだ。
おっと、亀頭だけじゃなく竿の左右まで血が吹き出しそうなくらいに張ってきたぞ。
陰茎に入り込んだ血が出ていくことを忘れたような感触。
パリパリのパンパン。こんな勃ちかたは普通じゃない。
思春期の初勃起でもここまで張った感じにはならんだろう。
うう。。。パンツの張り具合に妙に腰が引ける。
いや、まずい、うっすらと額に汗がにじんできた。
微妙な多幸感に目をつむってしまいそうだ。
何か頭もぼーっとし始めた。
アヘ顔はまだ許せるにせよ、このままじゃ倒れるか暴れるかしてしまいそうだ。
もうこれはダメだ。
3階で下車しようとボタンに手をかけたその瞬間、ふわりと体が宙に浮く感覚がしてエレベータが4階に止まった。
俺は降りる人間に押され、4階のエレベータホールによろめき出た。
立ちくらみから逃れるように壁に手をつき、3度深呼吸をする。
もはやエレベータに戻る気にはなれない。
階段で降りることにしよう。
よろめきながら非常階段のドアを開けた。
1階へ向けて階段を降り始めたが、妙な形で体をひねっていたせいか腰が痛く、手すりにつかまってへこへこと一歩ずつ降りていくような有様だ。
まったく妙なことになったもんだ。
斉藤が4日前の女になにか移されたんじゃないかと言ってたな。病気か。
これがなにか下半身の病気だとすれば確かにあの女くらいしか思いつかない。
あの女…うまく思い出せないが、あの女…
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