杉本好美は医療介護の専門学校に通う学生だ。
小学校の頃は体育も得意でクラスの人気者だった。
自分の周りには男子も女子もいて、バレンタインデーにもいくつかチョコレートをもらった。
一番もてたのは小学校時代だったなーと自分でもよく思い出すことがある。
ところが中学で背が伸びず、162㎝で成長が止まってしまってからは徐々に運動から離れていくようになった。
とは言え、好美はボッチになったわけではない。
運動から離れてしまっただけで、勉強は人並みにできたし、ゲームなどをして一緒に遊ぶ友人は何人もいた。
童顔で色白で利発な好美は「よしみちゃん、よしみちゃん」と友人からも可愛がられるような存在だったし、セックスまでは至らなかったが彼女のような存在の女の子も傍にいた。
とても可愛い感じの子だった。
そうした状況が一変したのは、大学受験の失敗からだ。
好美は受かるかどうかぎりぎりの選択をした本命に落ち、まさかの滑り止めと思って受けた私学にも蹴られてしまった。
その結果、高校での付き合いがなくなってしまった。
いや、自らなくしたのかもしれない。
進学については、医療関係の仕事をしていた母親の勧めもあって、いやいや専門学校に通うことになった。
しかし、割と勉強ができると思っていた好美からすると、専門学校のレベルがどうしても低く思えてしまう。
それでも自分で勉強すればと一念発起したのだが、そうした心の葛藤から同級生とは馬が合わず、専門学校では好美は浮いた存在となった。
一方で好美は実家からの通いのため、大学生活を謳歌する高校時代の友人と、ごくたまに駅で顔を合わせることがあった。
相手は屈託のない笑顔で「よしみちゃーん!」と話しかけてくれるのだが、好美は自分の中の葛藤を悟られまいとするあまり、上手に話すことができなくなっていた。
彼女と呼べる存在もいなくなった好美は、実家の2階の自分の部屋で、深夜に無料動画で抜きまくるのが精々の楽しみだった。
そんな鬱々とした日々。それが一変する出来事が起きる。
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