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2017/03/16

初めてのパンチラは偶然に



ある日、専門学校の授業を終えた好美は都立の図書館に来ていた。
医療介護の勉強を自主的にするためである。
それ自体は珍しい話ではない。

地元に長くいればその分同窓生と会う確率は高くなるし、家に帰っても親がいるだけでなんの楽しみもない。
そういう意味では図書館で知らない人に囲まれている方が気が楽なのだった。
それに静かで落ち着いた雰囲気の中で、自分が今、勉強すべきことに対して真摯に向き合っているという気持ちになれるのも好きだった。
もちろん、たまに現れる綺麗な女性を目の端に留め、あらぬ妄想を頭の中で広げていくのも好きだったからだ。
そんなわけで好美はもう何度もこの図書館に足を運んでいた。

そしてこの日、好美は偶然パンチラを目撃してしまう。

好美が医療介護の本棚の前にしゃがみ、下段からあれでもないこれでもないと資料を探している時に、棚の反対側に女性がやってきた。
棚の本の隙間越しに白いパンプスを履いた足が見え、好美は、ああ、そうか、そういう位置関係かと思った。
若い好美にとってはめったに拝むことのできない女性の生足が本棚の幅、数十センチ先にあるのである。好美はドキドキし始めた。
その女性も真剣に本を探しているようで、あれでもないこれでもないといくつかの本を取っては棚に戻していく。
そして、女性が下段の本を選び始めたとき、しゃがみこんだ女性の白いスカートの奥が、棚の隙間越しに一瞬見えてしまったのである。
若い男の性から、好美はわずかに顔の角度を変えた。

そして見てしまった、神々しくすらあるあの白い輝きを。

白いスカートの柔らかな光の奥に、下半身を押し出すかのように、しっかりとしゃがみこんだ腿とふくらはぎ。
そしてその太ももの付け根には、ストッキングの光沢に彩られた白い布。
ぷっくらと柔らかな曲線を描くその布は、やがて厚くなっているストッキングのクロッチ部分に消え、女の大切な場所を隠していた。
その距離わずか数十センチである。好美は、あまりの神々しさに我を忘れて光景に見入ってしまった。
それは一瞬のことなのであるが、好美には永遠であるかのように感じられた。

その刹那、本を探して横にスライドしようとしているのか、女性の片膝が下がった。

(やばい!)

好美の心臓の鼓動が増した。まさかこんなことで覗き扱いされたら大変なことになるぞ。
好美は慌てて最下段から適当な本を1冊抜き取ると、すぐに立ち上がって、自分のカバンの置いてある勉強机に戻った。
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