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2017/03/06

パンチラ覗きの代償に紅顔の美少年を拘束



そうね、まず上着とシャツを脱ぎなさい。

好美の目の前に立つ女は部屋でヒールを脱いでも、まだ好美より背が高かった。
女はピンクのコートを脱いで後ろのソファに投げ、再び好美の方を振り向いた。
パンパンに張った肩、ボリュームのある胸が黒のセーターを前に押し上げて張り出していた。
女は太っているので、同時に腹も張り出しているのだが。

あなたに選択肢はないの。脱ぎなさい、杉本君。

よくよく見ると女の丸っとした顔はおでぶちゃん特有の童顔さを残している。
しかし、目つきは厳しく、意地の悪そうな表情に見えた。
好美は高校時代の不良グループのヤンキー女子を思い出していた。


わずか10分前、ピンクのコートの女が運転する車は、原木IC近くのラブホのカーテンをくぐった。
女は駐車場に車を停めると「降りなさい」と好美についてくるように促した。
女は適当に部屋を選び、エレベータで移動して、今に至るというわけだ。


体型も性格もそして立場的にも女に抵抗のできない好美は、上着とネルのシャツを脱ぎ、Tシャツ一枚になった。
女の言う奴隷の意味は分からない。分からないが、好美は初めてのラブホに興奮し3割がた勃起しているのだった。
小さなバッグを持った女が「ふーん」と言いながらシャツを脱いだ好美の周りをゆっくりと周り始める。
その目線は好美の体を嘗め回すようなものだった。
何をされるか分からない好美は女の動きを目で追おうとしたが「あなたは正面を見ていなさい。」のきつい一言で直立不動の姿勢になった。
女が後ろでなにかごそごそしている。バッグから何かを取り出しているに違いない。

手を後ろに回して。

女に言われ好美はゆっくりと手を腰のあたりに回した。
その両手を女がつかみ、その刹那、ギッという音が耳に聞こえた。
同時に両親指に痛みが走り、好美は暴れようとしたが、既に腕は動かなくなっていた。
その後にギッという音がもう一回。
これで完全に後ろに回した手は離れなくなった。

なに…なんですか。
 
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