--- 水曜 朝6:15
俺は猛烈な喉の渇きで目が覚めた。
目ヤニで瞼が張り付いているように感じるが、意識がもうろうとしているのか手がうまく動かない。
それでもなんとか腕ごと動かし、ぶらぶらした指先で目をこすり、うっすらと目を開ける。
窓から陽が差し込んできていて、顔に直接あたっている。
壁にかかっている時計に目線をやるとまだ朝の6時のようだ。
確かさっきまで昼飯を食ってた。
ビールを飲んで、猛烈な酔いが襲ってきて・・・
その先のことが・・・よく思い出せないが
ベッドまでは自分の足でたどり着いたようだ。
目ヤニでかすんだ寝ぼけ目で体を見ると、どうやらベルトすら外さずにズボンにワイシャツのままで寝てしまったらしい。
なんだ。皺になっ、、ちまったな。
体の動きは鈍いが妙に寝起きからハイテンションで、思ったことを声に出して言っている。
だが、まだ寝ぼけているのか口がうまく回らない。
いや本当に声を出しているのかどうかもよく分からない状態だ。
普通じゃないな。
あわてて起き上がろうとするが、腕に力が入らない。
それでも少し上半身を動かしたことで、ワイシャツの胸元からむわっと体臭が上がってきた。
何か甘い、お香のような匂いだった。
風呂はいら、、おれ、こんな匂いだったか、な。。
どうにも寝ぼけている。頭がぽわんとして思考がまとまらなかった。そのくせ朝立ちなのか、陰茎は張り切っている。痛い。痛い。痛い。
そう言えば何かピンクかかったエッチな夢を見たような気もする。会社のパートの恵子ちゃんと昨日のアナウンサーがごっちゃになったような、挿入したようなぎりぎり挿入しなかったような、そんなふわふわした夢だ。何か暖かいような嬉しいような気持ちがこみ上げてくる。
だが口をついて出てくる言葉は思考とかけ離れたものだった。
朝立ちwww
今日は検査だし、ぬ、くわけにはいかないよな。
小便も、た、ぶん取られるよな。
今日はおん、ながいるわ、けでもないのに、元気な息子だ。
妙に自分の声が耳の奥に響く。本当に声を出しているのかどうかもよく分からない。
そのくせ自分の考えていることがなんだか可笑しくて笑いがこみ上げてくるのだ。
まだ、よってるんだろう。。。
起き上がる気力が戻ってこないので、俺はそのまま2度寝することにした。
- 関連記事
-
>> どのストーリーでもあなたの琴線に触れたなら、1クリック応援をよろしくお願いします。
みんなが読んでる話題の情報
- 女性の性欲発動スイッチSMS
- 美人専用逆ナンパシークレッツ ~ たくさんの美人が向こうから勝手にあなたにすり寄ってくるこの魔法を知りたくはないのですか? ~
- 唯一無二の女になるための5stepのエッセンス~九州恋愛コンサルタント内野舞Presence~
コメント